♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

ひるの歌謡曲・伊東ゆかり

2005年08月11日 | 演歌・歌謡曲
「ひるの歌謡曲」は、三人娘のラストを飾って伊東ゆかりの特集だった。伊東ゆかりといえば、「あなたが噛んだ 小指が痛い」の衝撃的な歌詞で始まる『小指の想い出』があまりにも有名だが、このことは彼女にとってはかえってマイナスだったかもしれない。あまり一つの曲が有名になると、そのイメージがつきまとってしまいがちであり、その一つの例がこれだと思う。
私は三人娘の中では伊東ゆかりが一番好きで、竹内まりやに似たあの低めの声は魅力的だと思う。でも『小指の想い出』はあまり好きではない。
放送ではまずウィルマ・ゴイクの『花のささやき』、ジリオラ・チンクェッティの『夢見る想い』と、カンツォーネ名曲のカバーがかかった。伊東ゆかりは、早風美里のナレーションにもあったように、『恋する瞳』でサンレモ音楽祭に入賞しており、カンツォーネとは縁が深いだけに、さすがにうまく唄っている。
『小指の想い出』『あの人の足音』『恋のしずく』の代表的ヒット3曲の後は、再びジリオラ・チンクェッティのカンツォーネ『ディオ・コメ・ティ・アモ~愛は限りなく』のカバーで、これもよかった。
そして後半は新しいアルバムから『あなたのもの』『あなたしか見えない』『いつかどこかで』『ひと時だけ』と4曲だった。優しく暖かみのある歌唱がますます洗練されていると感じた。

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ひるの歌謡曲・園まり

2005年08月10日 | 演歌・歌謡曲
「ひるの歌謡曲」は、きのうからあすにかけていわゆる「ナベプロ三人娘」の中尾ミエ、園まり、伊東ゆかりの特集で、きょうは園まりだった。この3人はそれぞれ個性、特色が異なり、明るくて派手な感じの中尾ミエ、ボーイッシュでおとなしい感じの伊東ゆかりに対して、最も女っぽくてコケティッシュだったのが園まりだと思う。彼女ももともとカバーポップス歌手だったが、そのイメージはほとんどなく、『何も云わないで』『逢いたくて逢いたくて』『夢は夜ひらく』といったヒット曲を持つ歌謡曲歌手の印象が強い。
彼女の声や唄い方は飽きられやすかったのか、全盛期は短かったようだ。
ところで、『逢いたくて逢いたくて』だが、この曲はザ・ピーナッツの『手編の靴下』という曲のリメイクであることを数年前になって知った。前にザ・ピーナッツの全曲集CDを聴いたとき、その中の『手編の靴下』のメロディーが『逢いたくて逢いたくて』と同じであることに気付き、こちらが替え歌かと思ったら、実はオリジナルだった。『逢いたくて逢いたくて』が大ヒットして有名になり、オリジナルはほとんど忘れ去られてしまった例である。
反対に『夢は夜ひらく』のほうは、後に藤圭子がカバーした『圭子の夢は夜ひらく』の印象があまりにも鮮烈で、園まりのオリジナルは影が薄くなってしまった。一つの曲の有為転変を見るのも興味深いものがある。
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カラオケ喫茶

2005年08月09日 | カラオケ
きょうはNHK歌謡コンサートもお休み。来週は「夏の紅白」と言われる「思い出のメロディー」があるが、曲目リストを見ると、現在活躍中の演歌歌手がほとんどカバー曲なので、やや物足らない感じがする。

さて、きょうは約2か月ぶりに行きつけのカラオケ喫茶へ行った。唄ったのは、長保有紀『城ヶ島雨情』、小村美貴『やっぱり大阪』、音羽しのぶ『佐渡なさけ』、山本智子『ぼんぼり小路』、野村将希『一度だけなら』の5曲。自分で言うのも何だが、相変わらず若手女性演歌が多い。
ママの話では『城ヶ島雨情』『佐渡なさけ』は、最近唄う人が多いが、やはり女性客ばかりとのことだ。
『居酒屋「敦賀」』のことを聞いたら、歌のうまい女性客が唄われると言うので、私は唄いそびれてしまった。(^_^;)
『城ヶ島雨情』を唄った後、ママと長保有紀のことを話した。「粋な人」「いなせな人」「気風のいい人」といった評が次々に出てきた。
『やっぱり大阪』は、初めて唄ってみた。まだ自信がなく、メロディーが安定していない。この曲は始めのフレーズのメロディーが『宗右衛門町ブルース』に似ている。
『佐渡なさけ』は、「アアンアンアン」の浪曲調のところが意外と難しい。
『ぼんぼり小路』を唄った客は初めてとのことだった。山本智子の曲自体がこの店ではほとんど唄われていないようだ。
『一度だけなら』は、もともと私にとってのカラオケ定番曲である。最近は新曲ばかり唄っているので、「へえ、こういう古いのも唄うんですか。」と言われてしまった。

竹川美子の新曲『室津のあなた』のこと、近くデビューする丘みどりのことも話しておいた。
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ひるの歌謡曲

2005年08月08日 | 演歌・歌謡曲
「ひるの歌謡曲」の今週の司会を担当するのは、昨年『グッドナイト』でデビューした、カバー歌謡の若き旗手、早風美里である。ナレーションは彼女の持っている雰囲気どおり、落ち着いていて風格さえ感じさせるものだった。

この番組では、4月からは1週間ずつ若手歌手に司会を担当させているわけだが、おおむねそれぞれの若手歌手にふさわしい歌手の特集を組んでいるようだ。今週のラインナップを見てみると、布施明、中尾ミエ、園まり、伊東ゆかりと昭和40年代を中心に活躍したポップス系歌謡の歌手である。

布施明のデビュー曲は、昭和40年の『君に涙と微笑を』と紹介されていた。番組ではかからなかったが、懐かしい曲だ。イタリアのカンツォーネ歌手、ボビー・ソロがサンレモ音楽祭でグランプリを受賞した曲である。私はちょうどその頃、洋楽ポップスを熱心に聴き始めていて、自分のおこづかいで買ったレコードの3枚目がこれだった。ちなみに1枚目が、ビートルズの『恋する二人』、2枚目が、ペトゥラ・クラークの『恋のダウンタウン』だった。
布施明は、最後のカバーポップス歌手といえるかもしれない。デビュー時の印象は、エキゾチックな風貌の、格好いいけれど、いわゆる「バタくさい」青年だった。
ビートルズの登場に合わせるようにカバーポップスの時代が幕を閉じ、早々と歌謡曲に転じて大成功をおさめた布施明は、そういう意味でいいときに現れたといえよう。

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BS日本のうた・続き

2005年08月07日 | 演歌・歌謡曲
夏の高校野球が始まって、NHKはテレビもラジオも多くの時間を中継にあてている。まだまだ関心が高いから、放送することに異論はないが、高校野球大会の運営自体は考え直すべきだと思う。なぜ甲子園だけで、しかも猛暑の日中にやるのか。複数の球場でナイトゲームでやればいいのに。どうも放送の都合だけで、選手の健康を無視しているような気がしてならない。

それはさておき、きょうは地元行事の手伝いで疲れた。昨夜の「BS日本のうた」の後半についてのコメントでお茶を濁しておく。
新曲はベテラン歌手3人で、あまり新鮮味のないコーナーだった。坂本冬美『陽は昇る』は、渋い曲だけに印象度が弱いような気がしてならない。石川さゆり『秋のメルヘン』は面白い曲だが、彼女のファンはどう受け止めているのかと思う。
藤あや子の「熱唱ひとり舞台」では、彼女の持つさまざまな魅力のファクターがうかがい知れた。
個人的には山口百恵のカバー2曲ではなく、他の持ち歌が聴きたかった。
歌謡浪曲『港子守歌~蝶々夫人に寄せて』は、精一杯の熱演でよかったと思う。
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