♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

BS日本のうた

2005年08月06日 | 演歌・歌謡曲
今回は前もって曲目リストを見た感じでは、出演歌手に新鮮味がなく、あまり期待していなかった。それで録画を後で見たのだが、まあまあそれなりに見ごたえはあった。
前半は、作曲家の三木たかし氏の特集だった。私にとって三木たかし氏といえば、テレサ・テンのヒット曲の作曲者といったイメージが強い。でも数々のヒット曲を見ると、あらためて大変幅の広い作風であることに驚く。石川さゆり『津軽海峡・冬景色』、坂本冬美『夜桜お七』と、現在を代表する二人の女性演歌歌手のそれぞれの代表曲が、いずれも三木氏の作曲であることも印象的だ。
『忘れないわ』はなつかしい曲だ。前田有紀はうまく唄っていた。こういう曲に向いているようだ。
『禁じられた恋』は、チェウニの唄い方があまり私の好みではなかった。
シャンソン歌手のクミコが三木氏のギター伴奏で、『わたしは青空』を唄った。番組としては異質な空間がかもし出されていて、印象に残った。

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ひるの歌謡曲

2005年08月05日 | 演歌・歌謡曲
「ひるの歌謡曲」は山口ひろみのマイセレクション。
山口ひろみといえば、私は平成15年6月のNHK歌謡コンサートの新人特集で初めて知ったのだが、このときは既にデビューから1年が過ぎていたわけだ。あのときは、まずカバー曲で『道頓堀人情』を唄ったときに、横にいた先輩ゲストの神野美伽が涙ぐんでいたのが印象に残っている。小柄な体をいっぱいに使って、いわゆる「ど演歌」をパワフルに唄う彼女の姿には感動を誘うものがある。
番組の冒頭で彼女が語っていた母親にまつわる話も、まるでドラマの筋書きのようだった。
はじめの3曲、美空ひばり『芸道一代』、北島三郎『竹』、松原のぶえ『演歌みち』は、なるほどと思うものばかりだが、好きな曲としてチャゲ&飛鳥『終章(エピローグ)』、島田歌穂『オン・マイ・オウン』をあげたのは、彼女のイメージからすると意外な感じで興味深かった。
そして持ち歌3曲が、『いぶし銀』『女の夜雨』『一世一代』だった。シングルを4枚出しているにもかかわらず、『いぶし銀』のカップリング『女の夜雨』が入っているが、これはすごく評判がいいからと彼女が説明していた。この曲は、しっとりとした情感ただよう演歌で、なかなかうまく唄っている。今後こういうタイプの曲も出せばいいと思う。

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演歌百撰の全曲について

2005年08月04日 | 演歌・歌謡曲
3日深夜に放送のあった「演歌百撰」、今回は出演者全員についてコメントしてみたい。

辻省三『虹』
ギターの弾き語りで、70年代フォークのような感じ。シンガーソングライターのようだが全く知らない。あまり印象に残らない曲で、歌もそれほどうまいと思わない。

橋幸夫『盆ダンス』
マツケンサンバのブームにあやかろうとのねらいなのだろうが、橋幸夫ファンにもソッポを向かれているのではないか。これから盆踊りシーズンだが、はたしてこの曲でやるところがあるだろうか。

香山みどり『酒なさけ』
この番組以外では見たことのない歌手だが、声に力がある。曲の作りはオーソドックスにまとめている感じ。

浅田あつこ『霧多布岬』
彼女をテレビで見るのは初めてだ。思ったより清楚な印象だった。曲は哀愁味のある旅情歌謡で、いい声をしているし、聴いているうちに自然に引き込まれていく感じだ。

橘麻衣子『夕霧草』
彼女はこの番組のレギュラーアシスタントを務めている。なかなかいい雰囲気で唄っており、声が伸び伸びしていて気持がいい。

丘みどり『おけさ渡り鳥』
超ミニのへそ出しルックに度肝を抜かれるが、歌唱はしっかりしていて若々しい。ルックス、スタイルもいいので、うまくいけば「おんな氷川」の本命になる可能性を感じる。それにしてもデビュー前の出演で、しかも3コーラス唄わせるとは破格の扱いだ。

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これが聴きたい!長保有紀ベストCD

2005年08月03日 | 演歌・歌謡曲
『城ヶ島雨情』をきっかけに長保有紀の曲をもっと聴きたくなった。それで先日、最新アルバムの「これが聴きたい!長保有紀ベスト」のCDを購入し、このところ連日聴いている。16曲入りで、カバー曲は『箱根のおんな』と『港町ブルース』の2曲。
通して聴いてみて、この歌手はこれぞまさに演歌という味わいを濃厚に持っていると感じた。『俄か雨』『女酒』といったしっとりした曲は妖艶な情緒をただよわせるし、股旅ものの『清水湊の女』では、力強く気風のよさを聴かせる。『相生春秋』は夫婦ものだが曲調は股旅ものといっていい。
『惚の字傘』は平成6年の紅白に初出場して唄ったらしいが、全然記憶にない。これも曲の感じは股旅風だが、ユニークな演歌で面白い。『おしろい天使』もリズミカルで一風変わった曲だ。
『虞美人草』は優しくていねいに正統派の演歌といった唄い方だ。この曲が一応代表曲のようだが、『城ヶ島雨情』がもっと売れてくると、新しい代表曲になりそうな勢いだ。

ところでこのアルバムのジャケットはいただけない。タイトルを大判の丸いスタンプ印のようにして、全く美的感覚に欠けている。CDの商品価値はジャケットも含めてのものだということを認識してほしいものだ。

オリコンの最新演歌チャートを見ると、何と『城ヶ島雨情』が2位!(^_^)v トップも夢ではない!
そして浅田あつこの新曲『霧多布岬』が3位と大健闘!こちらも拍手!このあと「演歌百撰」に出演するので、録画してゆっくり見ようと思う。

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名曲の時間です・歌謡コンサート

2005年08月02日 | 演歌・歌謡曲
1日の「名曲の時間です」は昭和47年の名曲特集だった。昭和47年といえば、それまで洋楽主体に聴いてきた私が歌謡曲に目ざめた年といえるだけに、とりわけ印象に残っている。牧村三枝子がデビューしたのもこの年だ。番組では前川清、山本リンダがゲストで、第1位が『そして神戸』、第2位が『どうにもとまらない』だったが、あまりにも作為的で何を根拠に順位を決めているのか不可解だ。『喝采』『女のみち』『せんせい』がどうしてベスト10に入っていないのだろう。
それにしても本当に歌謡曲黄金時代で、コロッケが言っていたように全部唄える曲ばかり。歌に力があった時代、世代を超えて歌が流行した時代。テレビにラジオに、まさに「歌・唄・詩の日々」だったのが懐かしい思い出だ。

きょうのNHK歌謡コンサートは、出演歌手に新鮮味がなかった。
さとう宗幸の『青葉城恋唄』は、相変わらずビブラートを付けすぎていて聴きづらい。
松村和子『帰ってこいよ』は、懐かしいが今ここで歌わせることもないだろう。
橋幸夫『盆ダンス』は、やたら大勢の踊りが派手だったが、そちらにばかり目が行って、歌のほうは・・・

若手応援コーナー2週目、O’sの『あなたとならば』は、初出演のときと同じような黒のドレスで登場。この曲にはどことなくなつかしいような味わいがあり、「いやし系」といえるだろう。

島津亜矢の『大器晩成』は、先に「BS日本のうた」で、尺八生演奏、男性バックコーラスのものを聴いただけに、どうしても迫力で見劣りしてしまう。でもこれを機会にもっとヒットしてほしい。
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