最近、WINKEY Ⅱ のボタンの接触が悪くなり、パイルアップでタイミングがずれてしまう事があるので、同じタイプのプッシュボタンに交換しようとネットで探しています。
そこで、つなぎに 35 年程前 に HAM Journal ( 1982 年頃だったかな ? ) の製作記事を見て作った Z80 コンテスト・キーヤーがある事を思い出し、緊急出動をかけ現在稼動中です。
当時としては画期的で、コマンドを駆使すると多機能で色々の事が出来ます ( 8 ビットCPU Z80 コンピュータですから )。 シリアルナンバーの送出や、特定のキーワードにより PTT をコントロール、送信ホールド、チャンネル内のメッセージの分割送信 ( ブレークポイント )、インターバル送信等々 ・・・ 全部を理解して使いこなすのは、相応の知識が必要です。 私はほんの一部しか使いこなせていません。
オリジナルでは 4 チャンネルなのですがメモリーを増設して ( 二階建て構造 ) ROM を切り替える事で 8 チャンネルにしました。 しかし、8 チャンネルも使う必要がないので、なんとラバースタンプ QSO を全てメモリーし、ボタン操作でラバースタンプ QSO を完結していました 。 若かったですね~。
不揮発性の PROM に書いていますので電源を落としても消えません ( PROM ライターで書き込む ・・・ 今でも手元にありますが使い方を完全に忘れています )。 当時のリグが FT-901DM、アンテナは GP と SLOPER だった事が分かります(笑)。 コールサインも前のものです。 ボタン操作で上書きが出来ますので、今は JL6USD に書き換えて使用しています ( ただし、電源をオフにすると消える ) 。
この手の製作は基板が正確に出来ていて ( JJ1ITS OM 提供 )、配線さえ間違わなければ一発で働きますから、慌てず騒がず、指差確認をしながら時間をかけて組み上げた記憶があります ( 実は最初、記事に回路図の間違い があり、うまく動作しないと言うトラブルがあり基板を作り換えたりしました ) 。 手作りのものはやっぱり愛着がありますね。 同じプロジェクトで同時に数人が製作しましたが、JA6AGA OM が今でも使っておられると思います。
今見ると、半田付けが下手ですね (笑)。 ケースの中は温度上昇もあり、ベークの基板では反りも出るでしょう。 よく壊れずに動作しています。