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マニュアルには詳しくない FTdx5000 の機能 

2017-03-12 04:18:00 | Ham Radio
 我が愛機 FTdx5000 はルーフィングフィルター ( 300Hz ) の効果とか各種混信除去機能、同周波数同時 2 波受信などがあり、中々いい無線機です。 十分に使いこなしていると思っているが、本当のところはどうなんだろうか?。

 昨日、JA6VQA OM から電話があり、以下の情報を頂きました。

■ JA6VQA OM 「 JL6USD さん APF は使ってますか ? 」
■ JL6USD   「 滅多に使いませんが信号が弱くなりノイズに埋もれて聞えなくなりそうになったら APF で少しは生き返りますね 」
■ JA6VQA OM 「 YAESU の APF は使えますよね ・・・ ところで CONTOUR は使ってますか ? 」
■ JL6USD   「 いや殆ど使った事がありません 」
■ JA6VQA OM  「 実はね、マニュアルでは混信・雑音が激しい時、セレクトツマミを左右に回すと帯域幅輪郭に球体のくぼみが左右に移動し近接妨害波を 減衰させて 目的の信号を浮かび上がらせる。 としか書いてないので、殆どの人がパラメトリック減衰器と思っていると思いますよ~ 」。

 そこでマニュアルのメニューモードの 112 番を見ると、パラメータの初期値が -15 になっています。 可変範囲は -40 から+20 までありますから +20 にすると下の写真の右側のようになります。 極端に言えば、ノッチ・フィルタ的な動作からピーク・フィルタ的な使い方が出来るのです。 これは知りませんでした。

 
 【 写真説明 】 ( 左 ) 初期値 -15・殆どの OM がこの状態で使っていると思われる。 帯域内の特定の周波数を減衰させる。 ( 右 ) +20 で使うと逆に目的の信号がブースト出来る ( この説明はマニュアルにはない )。

 状況に合わせてパラメータを変えて見るのもいいでしょう。 私としては今後は、ピーク・フィルタ的な使い方の出番が多く ? なりそうです。 YAESU のマニュアルは減衰 ( -15 ) だけでなく、増幅の方のパラメータもしっかり説明して欲しかったと思います。

 少なくとも、JA6VQA OM から電話がなければ、 CONTOUR の効果に疑問を抱きながら 「 あまり使えないなぁ 」 と思ったままだったでしょう。 電話の最後に JA6VQA OM は 「 この事はあまり教えたくなかったんだけどなぁ~ 」 と笑って言っておられました。 確かにここを弄っている OM は少ないかも ・・・ 隠しておきたいほど効果があるのかも知れない。 ここに、書いちゃって怒られないかな ? (笑)。
 

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