「白鳥とコウモリ」 を読み終えました。
私は爺さんですから体力的に一気読みとは行きませんでした。
しかし、分厚い (500ページ) を 2 日で読了しました。
加害者 + 被害者 + 嘘の加害者 というのが基本の設定ですが、
その他のしがらみが多く登場し、頭を整理しながら読みました。
最近、この作業が段々苦手になって来ている様に思えます。
犯人の動機は基本的に復讐にありますが、当事者ではなく
冤罪被害者の孫という立場にあり、
しかも 30 年もの歳月が経っている。
作者は動機的に弱いと思ったのでしょう ・・・
私の推理 では動機に異常性が含まれていたという風に被せたのは、
最近この手の犯罪が多い事も含めての意味で ・・・
後で足されたように見えました ( 匂わせてはいますけど )。
嘘の加害者が余命幾ばくも無い設定は、
簡単に想像できるますね。 良くある話だと思いました。
時々、今までの展開は何だったのだろうと思うほどの奇想天外な結末で終わる小説もありますが、
この 「白鳥とコウモリ」 は伏線を読み解けば答えが出そうなんです。
恋愛小説風なサブストーリーもあり、途中でやめられません。
一気読みできるだけの内容です。
今日からは百田尚樹です(笑)。