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もう無線はやめました

2021-07-14 03:02:00 | Ham Radio
 1992 年クリスマスイブにアマチュア局は時計と無線業務日誌が不必要になりました。 喜んだのは 3級で 10MHz や 14MHz で DX を稼いでいた人達です。 電監の不意打ちにも私、無線業務日誌付けてませんと言えば逃れられると思った事でしょう。 二重帳簿を付けていた OM もいたかも知れません。 中には堂々と 5Band DXCC を取得している人もいます(笑)。

 「 あの~私、もう 10年も昔に無線やめました 」 ・・・ という人がいたとします ( 決して私ではありません )。 コールサインは、JA1QRZ です。 コールサインは既に 2 代目に割り当てられています。 それもあって無線をやる気が起こらず現在に至っています。 とにかく無線はやめたんです。

 さて、この JA1QRZ の 2 代目が言うには、「 あの~先代の QSL が BURO から今だに私のところに来るのです。 データがわからないから、そちらに転送しますので QSL をそちらで発行してくれませんかねえ。 あなたの QSL ですから 」 ・・・

 この先代はもう無線をやる気がありません、JARL もやめています。 そこで 「 ログとカードを送っとくからそっちで対応してくれないかなあ~ 」 ・・・ 「 ログくれるんでしたらいいですけど 」

 先代の分もコールサインが同じなので自分の QSL に混ぜ込んで BURO に出します。 BURO は気が付きません。 彼は 先代が QSO した珍局 に目を付け再び QSL を請求したのです。 すると、どうでしょう、あれ ? 相当過去の QSO にも返事があります。 あっと言う間に、自分の QSL + 先代の QSL で DXCC が完成しましたよ。

 問題があるんです。 QTH は引っ越したとかで誤魔化しが効くでしょうが、問題は名前です。 まあ~ DX 側にしてもいちいち JA の名前なんて覚えてないから、自分名義の QSL で事足りるでしょう。 もう今は先代の QSL は使用していません。 ログが手元にあるのですから、先代 DXCC の業績がそのまま自分の業績になりました。 そして、いつのまにか HR になってしまいました。 そして、その 2 代目も無線を止めてしまいます。 現在ログとカードは 3 代目がすべて引き継いで ? います。

 世にも奇妙な物語でした。


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