Last Chance Cafe  master JL6USD

これから起こる出来事の全てが Last Chance だと思って生活している後期高齢者のブログ

蝉の季節

2021-07-15 09:47:00 | ノンジャンル
 自宅の外壁には沢山の蝉の抜け殻があります。 一昨日の夜は抜け殻から今にも飛び出しそうな蝉を見つけて観察していましたが、なかなか飛び立ちません。 恐らく太陽が上がってから飛び立つのでしょう。 諦めて寝ました。 翌朝にはもういませんでした。

 蝉の成虫の寿命は 1 週間くらいと認識している人が多い様ですが、寿命が 1 週間というのは飼育した場合にすぐ死んでしまうから生まれた説で、実際には 1 ヶ月程度は生きられるといいます。 本当にひと夏の儚い命なんですね。 蝉の鳴き声が 「 うるさい 」 なんて八つ当たりするのは可哀そうです。 罰が当たりますよ (笑)。

 夏の 1 ケ月といえば夏休みですが、私がガキの頃は、よく友達の家に上がり込んで遊んでいました。 カルピスの濃い家は金持ち、玄関の広い家は金持ち、よその子のお母さんは綺麗で優しい ・・・ 子供の頃、自分の家と違うところがいやおうなしに目につきます。

 近所の高 2 ぐらいのお兄ちゃんが空気銃を持っていて 10m くらい離れた缶詰の空き缶を標的にして遊んでいました。 私もやらせてもらいましたが、今考えると銃で ( しかもおもちゃじゃない ) 本物の銃で遊ぶなんて今の時代、とんでもない事ですよね。 しかし、お兄ちゃんは、銃の安全な使い方を切々と教えてくれました。 たとえ空砲でも絶対に銃身を人に向けるな等々 ・・・。 良き時代だったと思います。

 肥後守 と言う小刀で鉛筆を削った世代の OM が来訪者には多いと思います。 何回か指をケガしたでしょう。 今みたいに大騒ぎする事じゃなかったんです。 日常茶飯事でしたから。 勿論、人に切りつけるなんてありませんでしたよ。 小刀の使い方を皆が知っていましたからね。

 私の夏休みは裏山に上り塹壕を掘ったり山小屋を作ったり、枝ぶりのいいのを選んで小刀で切り出し、柄の部分の皮を残し、刃の部分を削って整え ・・・ 木刀を作って戦争ごっこ ( チャンバラ ) をしていました。 それでもケガがなかったのは、それぞれが手加減を知っていたからです。 今の子は手加減を ( 喧嘩の仕方も ) 知りません。

 ピー玉やペチャ ( 関東ではメンコ ) をしたり、写真の様な ” 佐世保独楽 ” を ( 関東の様に平べったくないし、ベーゴマでもない ) 相手の独楽にぶっつけて回転を止めたり、割ったりするダイナミックな遊びで、投げ独楽、喧嘩独楽とも言われ、とても危険な遊びの様に見えますが誰一人としてケガなんかしなかったと思います ・・・ そんな遊びをしていた空間に今、身を置いてみると、物凄く小さな空間に感じるのです。 こんなところで遊んでいたのか ・・・ 何故だか寂しい感じにさえなります。

 

 小さい頃はこの独楽が全国共通だと思っていました。 今では佐世保独特の美術工芸品として観賞用の置物となってしまいました ( あんな危ない遊び ? を今の親が許すはずもありません )。 危ないが故に楽しみも大きいものなのですがね。

 余談ですが、ラーメンとは 「 豚骨ラーメン 」 が全国共通だと思っていました。 初めて上京して恵比寿駅前のラーメン屋で食べたラーメンは 「 これはラーメンじゃない 」 と腹立たしくさえ思いましたよ (笑)。


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