1月24日 にビートルズのデビュー前の音源をネットで見つけたので ( ディープなファンはとっくにご存じだとは思いますが ) ライトファンな私はとても貴重な宝物を掘り当てた様に誇らしげに書いています (笑)。
かつてビートルズはジャズの専門誌、スウィングジャーナル誌 ( ADLIB ? ) のジャズボーカルグループ人気ランキングで 1 位を取った事があるぐらいジャージーなハーモニーが各所に使われています。
以下の曲はビートルズらしい独特のハーモニーを持った曲だと思います(The Beatles / 1962~1966 赤盤より )。
Love Me Do , Drive My Car , You Really Got A Hold On Me , Ticket To Ride , Please Please Me , She Loves You , This Boy , I Feel Fine , Day Tripper ポールの高音にメロがいつの間にか引っ張られて、本当は下でジョンがメロを歌っているなんて時々ありますよね。 これらの曲を聴く限りに於いてはビートルズはロックバンドでありつつ、コーラスグループでもあったと言えるでしょう。
今日、YouTube の 「 OH ! エド日記 ” エド & 望の歌謡曲バンザイ ” #250 」を見ていました。 その中で「 あの場所から 」 と言う曲の話に触れた際 ( K とブルンネン等が歌っている ) 後半のハモリでメロディーがどちらか分かりづらいと言うのがあり、エド山口さんは、( 4:00 ~ ) こう言いました 「 ハモるためのメロディー、だからどっちか片方だと中途半端だった 」 と、納得の発言がありました。 なるほどね。 そう考えると 「 カナダからの手紙 」 も同じ手法なのか ! と納得してしまいます。
ビートルズが独特のハーモニーを持っているのは、今までの音楽は主旋律に添えて脇役としてハモリを付けていたのが常識だったのを、主旋律とハモリを同じ音量 ( 同じバランス ) で歌う様にした事でしょう。 この事は私もビートルズのコピーバンドをやっていたので初期の頃から気付いてはいました。 だから、新鮮に聞こえたし、今までに類の無い サウンドを生み出しファンの心を 掴んだと思います。 エド山口さんが 「 ハモるためのメロディー 」 と表現したのには、さすがプロのミュージシャンだと敬服しました。