時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

ちゃぽん。

2013-08-27 | essay



ちゃぽん。

静かな部屋に響く水音。。。

まさに 「蛙飛び込む水の音」

次男坊の飼い始めたトノサマガエルの遊ぶ音なのだ~。

わたし、大抵のイキモノは大丈夫なのだけれど
カエルだけは弱い。
イモリでもヤモリでもカナヘビでも触れるけれど
カエルだけは、どんなに小さいやつでも
今までの人生で、自分からは一度も1m以内に近寄ったことがなかった。

子ども時代に持っていた生き物図鑑も、
カエルのページをうっかり見ちゃうのが厭で
セロテープで封印していたほど。

イモリはかわいいけど、カエルだけはやめてくれ~というわたしに、
「それはキミの生き物に対する差別だからね。」と反論する息子。
まあね。。。それを言われちゃあまあ、そうだな。

というわけで、自分の家の中に大の苦手のカエルがいる!というありえない状況に。
甘いのかなあ。わたし。

でももう息子も小さいコドモじゃないのでね。
イモリの世話もきちんとこなし、愛しんでいる姿を見てるとね、
カエルの一匹や二匹でわたしがガタガタ言うのも何かチャウなあってね。

最初は遠くから、そしてだんだん。
今は、傍でガラスの水槽越しに眺めていられるようになったよ。
トノサマガエルは小さいしね!

おかげさまで、47歳にして積年の苦手をひとつ 克服しました。

ちゃぽん。あ、また飛び込んだ。
この音は、結構すきかも~。






 


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