時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

対談本の魅力

2022-01-29 | 本 のこと

「生きるとは、自分の物語をつくること」2008年発行

小川洋子 河合隼雄 著


すきな作家のエッセイもすきだけれど
人となりが会話から浮き彫りになる対談本も結構すきだ。
年末に図書館で見つけて
借りた河合隼雄氏と小川洋子氏の対談。

おふたりのコトバに何度もハッとさせられる。

ー僕はこの頃よう言ってるんですけど、「僕はアースされてるから大丈夫」なんです。ー
ー通り道になっているっていうことですか。ー
ーうん、それで最後は地球にお任せしてるってね(笑)ー


ー8はね、日本語では多いことを表す。
ー8というのは無限大のマークでもありますし。ー
ー八百万。八百屋さん。素数の7だと七不思議。ー

ぽんぽん繋がるやり取り。いい感じに拡がる世界観。
もっともっとお話を聞いていたくなる…。

対談が完結を見ないままに河合隼雄氏は亡くなられ、この本の後半は小川洋子氏による「少し長すぎるあとがき」に終わる。

この本を読んでもっと河合隼雄先生の本を読みたくなり、
古本市で以前買った積読本の中に実は数冊あることを思い出して現在発掘中。

本ってつくづく、読み時ってものがあるのだな。。。

確かトリイ・ヘイデン氏との対談本も持っているはず。
記憶違いか…??
探してみよう。
ついでにそろそろ本の整理をするといたしましょう。




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