なくなっていくすきな場所。すきなお店。すきなもの。
消えてゆくひとつひとつに
わたしは過剰に寂しく思いすぎるのかな。
先日のこと。
久しぶりに蝉しぐれの中、公園を歩いて
いつものビヨンビヨンの木のそばへ。
何年も前から
なぜかこころを魅かれる わたしのすきな切り株はこの木の傍にある。
今頃はたくさんの緑の葉っぱに覆われて、
一年で一番賑やかな風景になっていたはずなのに
忽然と姿を消してしまった。
このところだんだんと
確かに朽ちかけてはいたんだよね。
できることならそのまま自然に朽ちさせてあげたかったな。
管理された「公園」の中の森だから仕方がない。
きっと管理のおじさんが考えた末に崩してきれいに均したのでしょう。
お年寄りが散歩していて朽ちた切り株に躓いたらいけないしね・・・。
きっとわたし以外のだあれも
この切り株を特別に思っていたひとはいなかったのかもしれないけれど
それでもわたしはすきだったんだ。
ずっと以前は腰かけて子どもたちが遊ぶのをみていたり
ちいさかった娘が切り株をまな板に、おままごとをしたり。。。
永遠にあるものなんて
なんにもないってことももうちゃんとわかっているんだけれどなあ~。
想いは自由。
もうそこにないことを偲ぶのも それぞれの自由。
夏の日。
冬の日。