昨日は、季節外れの大雪でした。
埼玉の辺地の当地方でも、午前中は横なぐりの雪でした。
こんな、雪の降る日は、いつも中原中也の詩の一遍を何故か思い出します。
「汚れちっまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる 汚れちまった悲しみに 今日も風さえ吹きすぎる・・・」
このぐらいしか、暗唱していませんが、何故か雪が降りしきると、ふと思い出します。
その後に思い出すのは、
「ほんに分かれたあのおんな、いまごろどうしているのやら ほんにわかれたあのおんな いまに帰ってくるのやら
しずかに私は酒のんで 悔いと悔いとに身もそぞろ・・・」
齢を重ねると、中也の言葉のひとつひとつが、身にしみてきます。