:〔続〕ウサギの日記

:以前「ウサギの日記」と言うブログを書いていました。事情あって閉鎖しましたが、強い要望に押されて再開します。よろしく。

★ キコの壁画が出来るまで(そのー5)

2017-06-15 20:47:54 | ★ キコの壁画

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キコの壁画が出来るまで(そのー5)

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キコの壁画最終回は、軽いスライドショーで流しましょう。

お披露目にはローマ中の共同体の責任者が招かれた。キコの表情にも一仕事終えた安ど感が溢れている。

本当はフランシスコ教皇に見せたいところだが、ローマ教区の教皇代理のヴァリーニ枢機卿の、私が行く、の一言で話はおさまってしまった。彼は珍しく素直にキコの画をほめた。

ヴァリーニ枢機卿がほめたキリストの顔

壁画完成祝いのミサを司式する枢機卿

ギターを弾いて歌を導くキコ

キコから右に数えて二人目は、前教皇ベネディクト16世から指名を受けた日本のためのレデンプトーリス・マーテル神学院の院長平山司教(93歳) 

ミサで使うパンは手焼きの種なしパン。ぶどー種は参会者が皆たっぷり一口飲めるだけの量を大きな杯で用意する。この聖体拝領のやり方は、教皇ヨハネパウロ2世が2000年の聖年にイスラエルのドームスガリレアにヘリコプターでやってきて、キコと一緒のミサを司式して公に承認された。

ヴァリーニ枢機卿もこの6月にローマ教区長を退任する。

お祝いの食事の席ではいつも神学生の余興が入る。

ワインが適当に入っているから、頭上にナフキンを回してみんなで合唱になる。

ボストンのオマリー枢機卿も来賓として挨拶。フランシスコ教皇の教会改革8人衆の一人。

テレビの画面から。右の背の高い部分が、今回増築になった聖堂の部分。壁画はその正面に描かれている。

壁画はあくまでも典礼の一要素。ぎっしり人が入って初めて引き立つ。

今年の復活祭明け。今年も100広場の街頭宣教が世界中で行われた。今年のポスターとスケジュールの披露があった。

 集まりがあるとキコは必ずギターを取って自作の聖歌を一同と歌う。

聖堂の後ろ二階の聖歌席から見下ろすと、手前中央に洗礼盤があるのがわかる。1965年に幕を閉じた第2バチカン公会議の典礼改革では、イエスがヨルダン川で洗礼を受けたときのように、全身水に沈む浸しの洗礼が本来で、額に注ぐだけの洗礼は、状況次第では今後も許される、となっている。この洗礼盤は大人の浸しの洗礼に対応している。

キコの人生も最円熟期に入っている。画家としてのキコは、この壁画を彼の集大成と考えているのだろうか。今後は、彼の弟子たちの画家集団に、彼の開いた新しい宗教画のスタイルが受け継がれていくだろう。

(終わり)

 

 

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1 コメント

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素適なかべ絵 (BONBON)
2017-06-23 10:36:16
こんにちわ。おひさしふりて゛す
。BONBONともおします。フランス語のお稽古はまだつずけています。素適なかべ画、拝見。やはり風格がちかいますね。日本
にもイタリ―のように早くなればいいのにと思います。今朝もマリアサまのお祈りを唱えましたはやく願い敵いますように。て゛はさようなら。
BONBONより。
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