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中秋の名月
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今年の中秋の名月は9月13日でした。月見について何か書こうと思ったのですが、残念なことにあの満月を信州で見る機会を失してしまいました。
しかし、別の年には月見をすることができて、その時のことをしっかりと書き留めていました。それで、この機会にお届けしようと思います。
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今日は満月。十五夜は一昨日でしたが、月が本当にまん丸になるのは実は今夜なのです。野尻湖から長野の少し南まで車を飛ばし、「田毎の月」で有名な姨捨まで月見に出かけました。よく耕された棚田は、すでに刈り入れが終わり、稲架の下には稲の切り株が整然と並んでいます。
陽が沈み、月の出を待つ間、真ん中の木の赤い柘榴の実で戯れました。
中央の木は熟れた実をたわわにつけた柘榴の木
ようやく夕闇か濃くなってきました。あっ!月が出た!!しかし、これがバカチョン(失礼、これは差別用語だそうで・・・)デジカメの限界でした。
朧の満月に照らされたススキの穂のつもりなんだけど、ちょっと暗すぎますよね。
しかし、涙が出そうになるほど寂しい写真、とコメントしてくれた人がいました。
姨捨伝説の老婆像は、岩の上でじっと黙って満月を見つめていました。
信州の魅力は尽きません。
私の住む野尻湖畔は静寂に包まれています・・・・。
(終わり)