キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

競馬の楽しみ方~競馬場の風景

2020年01月21日 | Horse Racing
競馬場の楽しみの一つは、いろんな競馬ファンに出会うことだ。
10年以上も競馬場に通うと、多くの人の行動を目にする。
冷静にレースを見る人、興奮する人、自慢する人、競馬に対する想いは千差万別。
それぞれ楽しみ方が違うので、周りがとやかく言う筋合いはない。

欧米では、ブックメーカーがオッズを決めて、それに従って投票するが
JRAのオッズは投票の得票率による配分になっていて、オッズは常に変化する。
パドックのオッズの掲示板の前で立つ人達を見ていると、そういう仕組みを知ら
ないで、JRAが勝手にオッズを決めていると思っている人もいる。
馬券を買った時は、オッズが高かったのに、レース後は配当が少ししか返って
来なかったというのはよくある話だ。JRAが勝手にオッズを変えたと憤慨して
いる人がいた。
「私はたくさんもらえる方が良い」とオッズの高い馬ばかり買っていたオバサンもいた。
競馬を宝くじと同じように考えているらしい。要は当たる確率は均等という
思い込みだ。何故人気でオッズが違うのかまで考えが及ばないらしい。
オッズ一つ取っても、想いは様々だ。

モニターに向かって応援する人。騎手の名前を連呼しているが、
画面に吠えているように聞こえたりする。彼の声は騎手には届かない。
レース後に、騎手に向かって下手くそと叫ぶ人。周りでは彼が馬券を外したことを知っている。
パドックで馬に向かって「お前はいいなあ。一つ勝てば、俺の年収くらい稼ぐんだも
んな」と呟くオヤジ。でも勝てない馬の運命は、オヤジさんより厳しいのだ。
連れてきた女の子の前で、競馬の見方を得意になって説明する男子。
でも馬券を当てたのは女の子。いくら知識があっても、馬券を当てるのは別の話。
競馬場でいろんな人に出会う。楽しそうな彼らの様子を観察するのも競馬の
楽しみだ。そういう自分も誰かに見られているのかも。


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