神が宿るところ

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辰子姫誕生之地(三湖物語・その5)

2017-02-04 23:59:39 | 伝説の地
辰子姫誕生之地(たつこひめたんじょうのち)。
場所:秋田県仙北市田沢湖岡崎字神成沢。わかりやすい案内が難しいが、神代中学校付近の北、約5km(直線距離)。道路際に案内板がある。駐車場なし。
伝承によれば、旧・院内村の神成沢に安倍三之丞という家があって、辰子という美しい娘がいた。辰子は、永遠の美を願い、「大蔵山千手観音」に百日の願かけをした。その満願の日の夜、夢の中に観音が現れ、「ひたすら北へ向かい、清らかに湧いている泉の水を飲めば、願いはかなえられるだろう。」とのお告げがあった。そこで、辰子は村の北にある「院内嶽」を越え、更に北に進むと泉を見つけた。その泉の水を飲むと、いつまでも渇きが収まらず、飲み続けているうちに、俄かに空が曇り、雷が鳴り豪雨が降りだした。山が崩れ、谷が裂け、見る間に大きな湖ができた。そして、辰子は巨大な龍に変身していた、という。これが田沢湖と辰子姫の物語である。
さて、その辰子(姫)の誕生の地、神成沢に木碑と物語の説明板が設置されている。そして、そこに辰子の墓とされるものもある。墓といっても、辰子は「永遠の美(命)」を得たはずなので、下に辰子の死体が埋まっているはずはないが・・・。


写真1:「辰子姫誕生之地」の木碑。後ろの土手を進む。なお、奥の民家は、辰子とは無関係らしい。


写真2:「辰子姫伝説」の説明板


写真3:辰子の墓、とされる石碑。ただし、どれが辰子のものかは、よくわからない。


写真4:五輪塔?
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