書きかけた詩は
結ばねばならない
あの時はきっと
触れたかったはず
つなぎたかったはず
抱きしめたかったはず
もうわからなくなったけど
かななのか 数字なのか
言葉なのか 傷跡なのか
愛だったのか 憧れだったのか
きれいさっぱり 消すことなんてできないよ
書きかけた詩は
結ばねばならない
今じゃない
あの時の僕と
答え合わせを
・
「確信を持って生きられる人は希だ」という話を聞く。
書くということに置き換えてみると「確信を持って書ける人」もあまりいないのではないか。それは何か安心をくれる。だったら、あまり細かいことは気にせず、自由気ままに書いてみようか。そう思わせてくれるからだ。
欲張りだからペンがすぐにぶれてしまう。最初に書こうと思ったことが、最後まで維持されることは希だ。
例えば、業務日誌を書いていても、いつの間にか変なコラムみたいなものが間に交じってしまう。当時は随分酷い日誌を書いていたような記憶がある。ほとんど形だけの日誌だったので、内容にまで深く目を通す人が少なかったことが幸いした。
「なんか面白い」と言って繰り返し読んでくれた田中くんには、深く感謝したい。
そんな些細な経験が生きる自信にもなる。
どこかにいるであろう読者という存在は、いつも見失いやすいものだから。
・
近くしか見ていない
note
スマホ
Pomera
タブレット
Abema
ファイル
一番遠くて天井
ほとんどが手元しか見ていない
妄想の中では
あの世とか火星とか
遠出しているものの
実物の眼球にとっては
あんまり関係ないか
近所に海辺でもあったらな