無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

ゴースト もういちど抱きしめたい

2010-12-21 | 2015以前の映画評

101、「ゴースト もういちど抱きしめたい」 大谷太郎監督 日本 ××
 1990年公開の名作「ゴースト ニューヨークの幻」のリメイクです。主役の男性ジュノを韓国人に設定したのは新鮮で、ソン=スンホンも韓流スター好みの日本女性には受けていました。オリジナルではウービー=ゴールドバーグが演じた物語のカギとなる霊媒師を樹木希林が好演しました。それでもやはりあの感動には追いつけませんでした。
 女社長の七海(松嶋奈々子)は韓国から陶芸の勉強に来ている青年ジュノと出会います。恋に落ちた二人は幸せな日々を過ごしますが、ある事件にまきこまれ七海は殺されジュノが犯人かと疑われます。ゴーストとなった七海は霊媒師の力を借りてジュノを救うのでした。
 タバコは殺人を依頼された悪者どもが喫煙します。喫煙=悪のパターンです。でも、タバコって本当に悪者の必須アイテムでしょうか。悪役の健康とスタッフの健康のためにもタバコ以外でもう一工夫してほしいところです。

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マザーウォーター

2010-12-21 | 2015以前の映画評
99、「マザーウォーター」 松本佳奈監督 日 ×× PP
 さりげない街(京都)の中で、豆腐屋、ウィスキーしか出さないバー、コーヒーだけのカフェなどを営む7人の人々の日常を描きます。淡々とした時間の流れの中でぽぷらちゃんという1歳くらいの子供がみんなの間を行き来しています。たいした事件は何も起こらず7人の組み合わせがいろいろ変ってとりとめのない会話をしますが、それがこの映画のおもしろさといえるでしょう。しかし、「かもめ食堂」路線も以後3本は楽しめますが4本目はちょっと飽きましたね。制作チームへひとこと贈ります。「脱皮しない蛇は死ぬ」
 タバコは加瀬亮がバーでたびたび喫煙します。バーは喫煙所という古いイメージにとりつかれているようです。また、彼は本当にニコチン依存性なのか、肺の奥のほうまでしっかり煙を供給しています、という吸い方で、とても心配です。銘柄ははっきりしませんが明らかにPPです。
 なお、そのほかにもパスコのパンを小林聡美が持って現れたり(テレビCMみたいに)、バーのカウンターにどーんと山崎(ウィスキー)を置いたり、ビールはいつもプレミアムモルツだったりとPPだらけの映画でした。

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