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「さよなら歌舞伎町」R15 廣木隆一監督 ☓☓☓
新宿歌舞伎町のラブホテルを主な舞台に、数組の男女の一日を描きました。
主人公は「一流ホテルのスタッフ」と嘘を付いているラブホの店長徹(染谷将太)。ミュージシャンを目指す沙耶(前田敦子)とくらしています。今日もいつもの退屈な一日が始まりました。そして、彼の店を利用するいろいろな人たちが現れます。明日母親の元へ帰国する韓国人のデリヘル嬢(イ ウンウ)とその彼、AVビデオの撮影に女優として現れた妹、仕事のため好きでもない男と来た沙耶、逃亡犯のホテルスタッフ(南果歩)、不倫の刑事カップル、などのさまざま人生模様が一日の間に繰り広げられます。大震災も忘れられ、ヘイトスピーチが襲い、何事もないかのように時間が過ぎていく都会の中で、それぞれが愛おしい人生を生きているのでした。
裸になる女優さんたちのおっぱいが大きいことにびっくり、存在感がありました。前田の歌にはがっかり、あれではプロのミュージシャンになれるわけはないでしょう。上映前にわざわざ映画館のスタッフが弾き語りがあると紹介していたので期待したのですが・・・。
タバコは、染谷数回(☓)イと南、大森南朋が1回(☓)その他灰皿やタバコのパッケージなどあちこちに散りばめられていました。(☓)
なお、この作品はアミュー厚木(神奈川県厚木市)という最近知った映画館で見ました。封切り作品ではなく数ヶ月遅れでメジャー以外の作品を上映しています。見逃した話題作をスクリーンで鑑賞できる機会が増え嬉しい事です。
ただ、この映画館は古いビルの9階にあり、エレベーター前が喫煙所となっています。この喫煙所は煙が漏れ漏れでエレベーターを待っている間受動喫煙の被害をかなり受けます。なんとか改善してほしいものです。