← パパさん連合。
お二人とも有段の腕前&楽しませ方を熟知されている。
新人王戦は、進行が早く進むので3回まで終わるとプロの先生との指導対局とフリー対局をセットしている。
フリー対局は、JT杯を参考にして一勝毎に何か景品が出て、最後に最多対局賞・最多勝利賞など貰えるシステムになっていて、大会以外にも楽しめる様にして下さってます。
こうなると燃えるのが、小学生ガールズの一人であるチノさん。
JT杯参加がきっかけで、数多く対局する事に将棋の楽しさを感じた様で、何がきっかけで将棋の神様と会話出来る様になるのか判らないものです。
そのパパさん連合から歓声が聞こえて来たので覗いてみると上の図、チノさんが桂馬で王手!!!
パパさん歩で桂馬を取ると、スパッと馬が入り、そして頭金でエンド。
こういう筋が、見える様になった事に、パパさん連合のお二人は、感心と感動の渦の中に浸っている。(ちと大袈裟かな??)
来期からは、早いもので四年生に進級し、いよいよ女子が伸びる季節に差しかかりました。
好きを続けられますように・・・・・・・。
中田先生の指導対局中に、ある参加者が、ふと話しかけて来た。
「二枚定跡忘れちゃった~~~~っ!」
盤面を見ると、しっかり銀多伝に組んでいるし、申し分のない構えをしているのに何故???
詳しく見ると、左の香車を上がるタイミングが少しずれているが、まま・・そんな程度なら。
この少年、以前は定跡・定跡なんて一言も言わなかったのに、最近では言う様になって来て成長の節目をひとつクリアした様子で、こんなささやかな会話の中にも成長の足跡を感じられる。
最近、なにか貪欲になったリュウ君、松本杯でも忙しい本番のさなか、ちゃっかり近藤先生に飛車で挑戦したりして、今が将棋を指したくて指したくて仕方ない季節を、迎えて居るのかもしれない。
写真は、何故か攻めがうまく成功していて、ここから上手は馬を自陣に引きつけたりして、本土決戦から駒を入手してカウンターを狙っているのだろうな~~と見て居た。
上の図で、▲7七歩と打って自陣の安全度をアップしてから総攻撃を仕掛ければ、(どうやって攻めるのか私では判りませんが・・・・・・汗!)勝てそうだと見て居たが、この子の性格(棋風)からして、この歩は打たないだろうと思ってたら・・・・・。
平然と打っているではないか!
激辛までは行かないが、2辛くらいアップした感じです。(笑)
本大会でも、技を決めて勝勢になってから着実に金を打込む、俗手を指すようになって来た。
何かが変わった気がする。
そして、我が棋力では、もう及ばない世界に入った気もしないでもない。