富山のユー君か?
プロの先生との指導希望が6枚落ちで小学1年生なら、新人王エントなのだろうがパパさんが遠慮がちに、そこそこ指すからと言われたので、K師範に棋力判定方々指してもらった。
暫くすると何やらK師範が、真剣モードに入っているではないか。
そしてそれは、不思議な手だった。
師範が矢倉から攻めまくるのだが、柔らかい受けてのを連発して、なかなか決め手を与えないところか切れ筋に誘っている。
これが、将棋を覚えて1年程度の少年の成せる技か・・・・・・・・。
「直ぐに抜かれるだろうな、自分は、ここまで来るのに30年掛ったのに」
ふと師範は、ため息交じりに囁いた。
しかし、止まってしまうかもしれない。
先は誰にも判らない、判らないが何かは感じられる、努力で行ける世界と、行けない世界がある事を。