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四間飛車 特別編

2013-07-23 06:07:34 | 将棋

習甦=羽生三冠に勝つ事を目標に作成された将棋ソフトで、電脳戦で阿部四段と戦った事は記憶に新しいですよね。

事前に習甦を借りて練習していた阿部四段、習甦がノーマル四間飛車にした場合、自分はイビアナに出来るのだが、受けきられて勝てなかったそうで、四間飛車にされるのが怖かったと後に、感想を専門誌に書かれています。

プロの世界では、絶滅危惧種になっているノーマル四間飛車ですが、間違わないコンピュータ・ソフトの世界で、対局データが多い四間飛車は最強なのかもしれない。

米長前会長も、ボンちゃんに四間飛車で敗れている。

印象に残っているのは、深浦王位(当時)と森内九段(当時)の一戦で竜王戦より。

普通の四間飛車に組んだ、森内名人でした。

銀のポジションを歩越しから、歩の中へ入れ替えて端に手を付ける。

角の王手ラインには、△7三金と投入して金銀5枚の堅城を構築する。

駒を交換して斬り合うのではなく、盤上の勢力図で厚さを優先させる、囲碁的な感覚なのだろうか。

その勢力は、だんだん先手の玉頭に迫って来る。

後手の角と先手の桂馬の交換があり駒損しながらも、この△7五桂が何気に光っている感じです。

ラストは、飛車と香車を交換して「上からマリコ」で、先手投了に追い込んだ。

四間飛車ファン必見の将棋です。 ⇒ここをクリック

かつて振り飛車アナグマに左美濃から、玉頭戦で押し潰していた中原十六世名人の将棋を、思い出させるような一局でした。

是非並べてみて下さい。

 

 

 

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女子選手と四間飛車 エピソードⅣ(やはり四間飛車なのか)

2013-07-23 00:00:02 | 初心者コーナー

少し余談になるが、あれから1年の月日は流れ、コータ君は中学生になり、リョウセイ君が、2012年度倉敷高学年の部の岐阜県代表のキャリアを持って、小学生名人戦の代表を掛け挑んだ図。

この日の為に、リョウセイ君は自己研究で対策を練って来たが、あっさり角交換振り飛車にされて肩透しになってしまった。

この対局を制して代表になったユー君は、東日本大会に出場し決勝トーナメント2回戦まで進んだ事は記憶に新しいですよね。

流石、倉敷低学年の部で全国3位の実力です。

そして、倉敷高学年の部の岐阜県大会、今度はリョウセイ君がリベンジする。

角交換振り飛車対策を充分練って、挑んだ上の図。

ユー君も、囲いを工夫して前回の美濃囲いからアナグマに変身している。

しかし、子ども達の成長って凄いものですね。


24日は、大阪ベイタワーで文部科学大臣杯の、西日本大会が開催されます。

この大会の岐阜県の取組みとして今年度は、中濃と飛騨で地区大会も開催されました。

学校単位の選手3名構成で、うちの教室からも小学校単位での参加となり、女子選手のメンバー登録でヒマリさんミユーさんが初参加で先輩のチノさんも含め3名の参加、その影響か山王教室に通っていたコトノさんも支部支部会員登録で、これまた、コトノさんヒマリさんの妹さん達も、山王教室に7月から参加してくれた。

そこで、この子達に四間飛車を教えるか、まだそんなレベルではないので真剣には考えていないが、どうしようか迷っている。

茶華道から入れば良いのか、じゅっくり眺めて棒銀基準から居飛車系が良いのか、気質や性格もあるので、好きで続けられる方法は何がベターなのか、男の子とは違う対応が必要なのが、最近判って来た感じです。

もしも、居飛車屋さんになるにしても、四間飛車と戦う事になるから、四間飛車の知識は必ず必要になって来る。

女子選手と四間飛車は、永遠のテーマになりそうです。

 

一応、このコーナーは、これで一旦終了します。

 

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