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矢倉屋さんの話Ⅱ(アンテナを作ろう)

2013-07-16 00:00:17 | 中級コーナー

普通矢倉は、銀⇒金⇒銀⇒金と4枚の金銀を交互に動かして、スクラムを組みながら前進するものだが、右四間の場合は、相手の銀がスルスルと前進してくる。

この動きに反応して構えられるようになれば、確実に1級は強くなれる。

(右四間で、来るんだね図)

相手の歩と銀の動きを見て、何かを予感できるようになれば、しめしめ1級昇級の道が見えて来ました。

(来たなら、待ってましたの図)

実際は、銀が出てくれば銀で、迎えてあげる。

(右四間お決まりのポーズの図)

右四間飛車は、お決まりの戦型で、いざ勝負で攻めてくる。

ポイントは、攻めを呼込むようだが、一手前の▲4六銀が勝負手で△6五歩を誘っている。

(戦闘開始図)

右四間側も有段者で、老獪な指しまわしをする人なら、行くぞと見せかけて△6五歩とはしないで、銀矢倉に変更する指し方もあるが、級位者の少年なら元気良く来るでしょう。

そして、こちらは▲5七銀上がると指して、上の図になりました。

(激戦その一図)

前の図から△6六歩▲同銀△6五歩に▲5五銀左!

(激戦その二図)

そして、△5五同銀▲同歩に△6六銀と打ち込んで来られたら、もうタジタジ状態になるが・・・・・・・。

▲5六金!と、ひらりと攻めをかわしてしまう。

次に▲6六歩で銀を取れれば、温泉旅行かな?


 

昨年度のA級順戦、佐藤王将(当時)と高橋九段との一戦。

ここまでは、少し形は違いますが、ほぼ類似形で同じように進む。

△5五同銀▲同歩まで同じだが、△4四歩から△4三銀として第二段階へ、先手も▲5六金から▲6七歩で自陣を整備する。


 

もっと激しいのは、こちらからお入り下さい。

ここら辺から、急戦で来るかもしれない。

 

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