ここで先手番。
上の図は、2011.10~2012.01にかけて4ヶ月間毎日コータ君が、ある選手に対して特別に練習した局面。
激指2段にセットして、研修会昇級ルールで勝ち進み激指3段⇒激指4段と進化させた。
リアル4段・5段の方と、上の図の指定局面から指しても、互角以上に戦えるようになって本番は圧勝した。
後手が作戦巧者なら、上の図にはならないが何せ小学校2年生(当時)だったから、そこまで進化しないだろうと狙い打った。
谷川先生は、将棋が強くなるには毎回同じ事の繰り返しを苦にしない人と言われているが、それにしても右四間飛車は、飛・角・銀・桂の攻め駒達が躍動するので、棒銀太郎と違い重く本格的なパンチが炸裂する。
四間飛車を覚えたばかりの初心者が、この本格的な攻めを食らうと敗戦に次ぐ敗戦を、繰り返すかもしれない。
右四間に対する免疫が出来る前に、将棋を嫌いにさせてしまっては元も子もない。
▲9六歩までの定跡手順。
何せ、こちらは茶華道の世界なのだから、ガリガリ攻めて来られては身も蓋も無くなってしまう。
ご推奨の定跡形は上の図で、ポイントは9筋で香車を一枡逃げておく事と、銀を5六に相手に合わせて腰掛けておくフォーメーションで、いづれ攻撃が来るが△8五桂には▲8六角として柳に風が良い感覚になりそう。
激指定跡道場より△6五歩までの図。
手順を覚えるのは重要だが、上の画を見て攻めをかわして居るんだなと、感性で捉える感覚を身に付けると初心者卒業が近いかもしれない。
茶道で言うなら、お茶を点てる時の作法・動作の美しさと重ねられると、良いのかもしれない。
何回も繰り返しますが、こちらは茶華道の世界ですから。
▲7五歩までの図。
少し強くなって、△8五歩が来ないから早く▲7七角を上がらなくても良いなんて思えるようになったら、しめたもので▲7五歩として、右四間の桂馬を封じてしまえば自然に勝星が増えて来るかもしれません。
悪手・疑問手には目を閉ざし、良い手を3回褒めて、???手を1回程度考えてみようと振り返る程度が長く続けて貰えるコツかも。
最後に、もう一回 茶華道の世界ですから。