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矢倉屋さんの話 Ⅴ(振られても矢倉)

2013-07-19 00:00:18 | 中級コーナー

振り飛車にも、矢倉で挑む。

なにせ、矢倉しか知らないのだから、お構い無しで組上げる。

(上の図から△8五桂▲8六銀△6五歩の図)

すると、右四間飛車で痛い目にあった、同じ様な攻め方をされ、タジタジになってしまう。

居飛車VS振り飛車は、良く飛車交換になる事も多く、こんな風に横から攻められると弱さが出てしまう。

と言うことで、相手が振り飛車党だと知っていれば、下の図のオープニングは、中級位者以下では難しいかも知れない。

相振り飛車でもOKなら、平然としていられるかも。

 


 

(プロでは、81%が▲2六歩の図)

角交換しない振り飛車党なら、ここから△4四歩として振り飛車にする。

居飛車急戦型で棒銀で攻めると、だいたいこんな風になる。

先手の王様は、後手の角の直射から一路外れていて、二段目に金が2枚並んでいて、横からの攻めに強い。

後手の王様より一路戦場に近いのが弱点だが、飛車・角・銀そして九州からサシコじゃないが、後から桂馬も参加出来れば理想的な攻めになり、攻めの強さで弱点をカヴァーする。

もし強くなりたければ、左美濃とか居飛車アナグマは、こんな急戦で難しい将棋を、とことん指してから向かった方が良い感じです。

いわゆる相撲界で言う「3年先の稽古」でしょうか。

 

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