![]() | 文藝春秋 2010年 07月号 [雑誌]文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
一昨日宅配で文芸春秋今月号が届いた。「目からウロコの魔都上海」という特集記事。上海に三度行っている私はすぐに読んでみた。標記の記事の著者は、今、中国大使に有力視されている伊藤忠の丹羽宇一郎氏。
概略は、中国は、日本の経済発展の歴史と同様に、高度成長から中位安定成長に移行する。その時、中国市場は、高付加価値を求めるようになり、マーケテイングやきめ細かいサービスを求めるようになる。この時こそ日本の出番である。日本の新技術、新産業に活路があるというもの。数字で検証もしている。
嬉しい記事だ。前に読んだ「世界経済が回復するが・・」野口悠紀男氏では、日本は中国のような低付加価値商品市場には出るな、デフレがもっとひどくなるだけだ、という内容から、一歩前進した議論である。
確かに、今の中国のサービス業は、ちっとも笑わない、笑顔の女性を見たことがなかった。あれがいつか日本のように笑顔でいらっしゃいませというようになるのだろう。
私は、中国関連では、中国中小企業研究会という中小企業診断士の研究会に一度お試し参加したことがあるのと、中国語準4級を持っている位である。
中国に進出する中小企業を支援してみたい気もするが・・中位成長する2015年以降の中国に注目である。


