標記の新聞記事が載っていた。そうか、あの法律、その後どうなっていたかと思っていたが、もう改正されたのか。新聞記事は、4月から施行で、就業規則をもう変えたか、という政府の広報である。高齢者の雇用について、私もサラリーマンで、部下を雇用していたから、その苦労を今でもよく覚えている。
組織はよく、2:6:2の法則に従うという。この法則、職場には、優秀な人が2割、普通の人が6割、ダメな人が2割の比率になるという。この比率は、ダメな2割を抜いて残りの人で実験すると、残りがまた2:6:2になるという。蟻(あり)を使った実験がそうなったと聞いたことがある。
職場にもこの法則が適用される。職場の管理者は、優秀な2割と人と普通の6割は、定年になっても、黙って再雇用する。仕事をよく知っていて経験があり、真面目に働いてくれるから、会社側は黙っていても再雇用するのだ。ところが、ダメな2割は、ふだんでもいらないと思っているのだから、再雇用はしたくない。しかし、雇われる方は決まって、再雇用を希望する。ここが管理者の悩みどころなのである。
法改正後は希望者全員を再雇用しないといけなくなる。管理者の悩みがよくわかる。悩ましいねえ・・