今日からできるウェザーマーチャンダイジング入門―異常気象でも稼げる商品と店作り | |
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ウエザーマーチャンダイジングという分野がある。お天気とマーケティングを関連付けた戦略である。例えば、暑い日にはアイスクリームが何個売れるとか、雨の日を見越して何個弁当を仕入れるとかである。気象予報士でもコスト/ロス問題という内容で時折出題される。
私も以前の会社では、このウエザーマーチャンダイジングをやっていた。自社の売れる商品を予測して、その必要量を製造するためである。毎日、毎日、気象庁から気温などの天候データを購入し、それに見合った売れる量を予測するのである。予測は1日3回。そしてそれに見合う量を工場で製造する。また平日はよく売れるが、休日は落ち込む。
作られた商品は、そのほとんどが当日か、翌日に売れる。売り切れは出してはならない。私の会社の商品は寒いと売れる商品だが、一度大寒冬の時、売り切れそうになったが、何とか品切れを出さずに済んだ。
1日の平均気温が17℃以下だと売れ始める。17℃以上だと、がっくり落ちる。春秋は一番売れない。真夏には伸び、真冬にはあまり伸びない。これが私の分析からいえる傾向だ。 さて、私の扱っていた商品は何でしょう?