資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

アベノミクス、定着したものの・・

2013年02月19日 | 政治
Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2013年 1/22号 [雑誌]
クリエーター情報なし
阪急コミュニケーションズ


 昨年9月の自民党総裁選挙、安倍さん。麻生さんの応援に行く。秋葉原が燃えていた。そして12月の総選挙、この時も安倍さんと麻生さんの応援。ものすごい人だった。やはり秋葉原は燃えていた。

 総裁選ではこのブログは安倍候補を応援すると書いた。日本経済がデフレから脱却するのは安倍候補以外にないと思ったからだ。そして当選。総選挙では自民党を応援した。私は別に根っからの自民党支持者ではない。しかし、安倍自民党以外に日本の最大課題であるデフレから脱却できる政党はないと思ったからだ。このときには、変ったブログだと思われたのか、批判のコメントもいくつかいただいた。
(写真は総選挙前日の秋葉原駅前)
   

 あれから5か月。夢のようである。評論家三橋貴明氏流に言うと、「刷って」「借りて」「使う」である。つまり金融政策としてお金を印刷して、政府がそれを借りて使う、財政出動するのである。成長戦略は実はその後の話だ。始めのひと転がりを金融政策と財政政策で行い、インフレ状態になった後は、お金は持っていたら損をするため、消費するようになり、民間の設備投資を盛んにし、従業員の給与を上げるというものだ。

 自分で書いた過去のブログを読み返してみた。日銀の金融緩和と政府の公共事業の増加のことを書いている。(もちろん当時はアベノミクスなどという言葉などなかった)しかし、5か月前、世の中がこんな状態になるとは、夢にも思わなかった。株価が上がり、円安になり、景気も着実に回復している。アベノミクスも、どうやら浸透してきた。

 金融政策と財政政策はこれでよい。しかし、問題は、三本の矢のうち最後の成長戦略だ。特に「規制緩和」。三橋氏はこれをやるとまたデフレに戻ってしまう、という。規制を緩和して、新規参入を許すと、需要より供給が多くなり、タクシー業界のように、その業界の賃金は下がり、失業者が増えてしまう。

 ところがその旗を振っている産業競争力会議の竹中平蔵氏などは供給が需要を作り出し、失業は自己責任です、という。例え話として、気象業界の話をしよう。昔天気予報は気象庁が独占していた。これが法改正で、一定の力を持った民間に開放した。これにより業界にどんどん参入して、新しい需要が創出された。気象予報士の受験産業もそのうちだ。

 というわけで、正直、私はどっちが正解かわかならい。デフレから脱却して、インフレ状態になって、成長戦略をやるとうまくいくような気もするが。現在、日本の企業の内部留保は史上最高である。つまりお金を貯め込んでいて、使わないのである。デフレで使わない方が有利という面もあるが、使いたいと思う魅力的な設備投資の対象がないのである。その意味でも、企業の応援を仕事とする中小企業診断士としても、これからはこの成長戦略に注目である。
コメント
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