資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

事業継続准主任管理者研修第1日

2013年02月20日 | 土木施工管理技士資格とその活用
    

 標記の研修を受けた。この資格はBCPのコンサルを行える資格である。研修2日間と日曜日の試験で15万円と相当高価である。しかし、その内容は相応の価値のあるものだった。

 終日講義であるが、一つ例を挙げよう。BCPの構築時には、リスク分析とBIA(ビジネスインパクト分析)を実施する。その違いについて説明があった。

 リスク分析は必ずある想定をする。そしてその想定に対して、対策がどうなるかを考える。これだとどうしても想定外が出てしまう。これが防災対策である。主に総務部門などからの発想だそうだ。

 これに対して、BIAは原因は問わず、ある事業がどれだけ停止してもよいか考える。考えるとは、顧客が離れていくまでの期間を推定することだ。これなら想定外ということは起きえない。これがBC(事業継続)というものだ。これは経営分析などの企画部門などからの発想だそうだ。

 このリスク分析と、BIAを両方実施して、対策などを検討し、「目標復旧期間」を設定する。そしてたいていの企業は目標に届かないため、「望ましい目標復旧期間」を定める。このギャップはその企業の持つリスクとして捉え、なくべく短くする努力を継続的にしていくというもの。

 米国流で、実に合理的である。ほかに、なるほど、と思える講義が続いた。やはり一流の講義は高いが価値がある。明日も続きます。

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