行政書士の花道 | |
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行政書士法人が倒産したとのニュース。久しぶりに行政書士関連のことを書く。行政書士法人は平成15年法改正により設立が認められた。ニュースによると、取引量が減少し、経営が悪化して倒産したという。普段は何人かの行政書士が車庫証明などの仕事をしていたという。
さて、行政書士とは、明治時代に当時文盲の方が多く、役所に提出する書類も書けないことから、法廷は弁護士、法廷以外は行政書士としてできたものだ。しかし、現在は皆文章はそこそこ書けるし、役所の人も親切に教えてくれるし、あんまり代書のニーズはない。昔は、免許試験場のそばに代書屋さんが多くあったが、今はあんまりない。
何年か前に行政書士会が、車庫証明を自動車のディラーが勝手に取るのは違法だ、それは行政書士が有料でやる仕事だ、と言っていたことを覚えている。しかし、世の中が変わったのだから、行政書士の役割も変わるのが当然だと思っていたが、現在はどうなんだろう。
行政書士の仕事がなくなるから困るというのであれば、行政書士は得意な分野で新たにマーケティングして、仕事を見つけるしかないだろう。放っておけば規制緩和のターゲットとなるだろう。
行政書士に新たにチャレンジする人には申し訳ないが、新しい仕事を開拓しないと、取得の意味がなくなってしまう。中小企業診断士だって、新たな分野を開拓しているのである。