![]() |
あと20年でなくなる50の仕事 (青春新書インテリジェンス) |
クリエーター情報なし | |
青春出版社 |
標記の書籍を読む。時々思い出しては読むもんだから、結構時間がかかった。帯には「消える職業」「生まれる仕事」を大胆予測、と書かれているため、大胆かと思ったら、そうでもない。消える可能性もあるけど、実はそうでもない・・と、注釈がついているものが多い。そんなに簡単に職業が不要とはいかないのである。
こんな例が載っていた。以前は受付に行くと、女性がご案内してくれたが、現在はパソコンのタッチパネルに席次表が書かれてあって、訪問客がタッチすると電話がかかり、本人が出て来る、というもの。
しかし、これはITの発展も確かにあるが、実は経営者の効率化の判断が大きいのである。その気になれば、紙の席次表に電話が置いてあって、勝手に電話しろなどは、ITに関係なくできる。
私はサラリーマン時代、社内へのIT導入の仕事をしていた。その際学んだことだが、複雑な処理をIT化により効率化する前に、業務を見直し、簡単にしてからその上にITを載せる。これをやらないとIT化のメリットはほとんど出ないと。
つまり、純然たるIT化メリットは多くなく、経営判断で、業務を削減する方がずっとメリットがある、ということだ。これは今でも変わっていないと思う。
今日は、資格の話はなし。この書籍にも資格の話はほとんど出て来なかった。役に立たなかったかな。