IoTビジネスモデル革命 | |
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朝日新聞出版 |
標記の書籍を読む。キンドル本で読んだから、ブログに書き込むときに初めてカラーの表紙を見た、黄色だったんだ。フ~ム。IOTは、ご存知の方も多かろう。モノのインターネット。IOTの歴史や理論は本書を読んでいただくことで。ここでは少し、実例を書く。
最初に出て来る例は、JR東日本の「JR東日本アプリ」。ダウンロードしてみると、確かに、山の手線の電車は、どこを走っていて、その電車が空いているかどうか、車内温度が何度かがわかる。空いていて、涼しい電車がどれか、どの車両に載ったらいいかがわかるようになっている。これもIOTの力だ。
もう一つ、どこかの空港で、空港係員、あの飛行機が到着すると、誘導する人達だ。彼らにセンサー付きのシャツを着せ、体温を常時測定する。そして健康状況を常時監視する実験をやった。結果は上々で、あとはデータを貯めていくことだそうだ。そのうち、建設工事でも、現場従業員の健康管理に、使う時代も来るんじゃないかな。真夏に倒れる人も良くいるからね。
もう一丁、アマゾンダッシュの例。普通モノを買うときは、商品を見るか、ネット通販なら画面を表示し、注文するが、こちらはボタンだ。裏に磁石がついていて、家庭のどこでも置ける。冷蔵庫に入れておくと、ミネラルウオーターがなくなったら、その場でボタンをして注文できるようになる。これをさらに発展させると、ミネラルがなくなると、自動で継続発注できる。企業で、在庫がなくなったら自動的に継続発注して、納品する仕組みがあるの聞いたことがあるが、将来、家庭の冷蔵庫の在庫管理をやってくれるようになるかもしれない。
こんな話が延々と続く。ちょっと楽しくなる書籍だ。一読をお奨めします。