ガス主任技術者試験のテキストは、都市ガス工業概要である。法令を合わせると全部で5冊もある。合計約1千ページだ。このうち、消費機器編が10年ぶりに改訂された。2018年4月日本ガス協会発行だ。早速購入して、新旧テキストを比較してみた。細部まで入れると、五十か所ほど追加・変更箇所がある。これは大変だ。
主な追加、修正箇所は、温水機器の安全装置、HEMS、SOFC、エネファームの普及、電池式警報器、発電機能付きほか各種GHP、電力自由化などの規制緩和、リーンバーンなどの技術開発などだ。結構重要なものも含まれている。
五月の連休から、この変更箇所のポイント解説集&演習問題を作成する。改訂が4月だから、9月の本試験には出題されるだろう。その前に私の講座の受験生には、情報提供しないといけない。
もう一つ。「私たちの都市ガス」という書籍を買った。2018年2月だから発行されたばかりだ。新入社員教育に使える資料として作られたようだが、これ、ガス主任技術者試験の基本テキストとしても使えるようだ。都市ガス事業の全体を網羅している。ガス業界素人の方、この書籍、お薦めですよ。日本ガス協会のネットショップで買えます。こちらです。800円+税。