今日は一つの決断をした。その経緯を書き留める。私は現在、研修講師を中心に仕事をしている。マネジメント研修や資格の受験研修、それを動画にした研修も開講している。最近、受験生に最も大切なものは何か、また講師の私として、最も大切なものは何か、を考えてきた。
ガス主任ならガスの基礎知識や法令知識、土木施工管理技士なら土やコンクリートの知識などがあるが、最も大切なものは、受験生のモチベーション、やる気だ。また講師の私にとって最も重要なものは、いかに、そのモチベーションを継続してもらうか、そのためのインストラクション技法である。そして、人材育成や動機付けの上流をもっと学習してみたいと考えた。
そこで、新年度に向けて、動機付けや教え方の研修や講座を探してみた。コーチングなどはあるが、かなり高価だ。それに、もう持ってるし。また研修技法などは1日講座程度で、あまり充実したものはない。診断士会でも時折、研修講師の講座があり、それも受講して、一通りの技法は見につけている。放送大学なども探してみたが、該当するようなものはなかった。産業能率大学の通信講座を探している途中に、大学の通信制が目に留まった。
資料を取り寄せてみると、人材育成の講座や教え方の講座などが何単位かある。その前提としての人事マネジメント講座もいくつか揃ってる。そして新年度に向けて、最後の説明会がこの日曜だったため、滑り込みで、自由ケ丘の入学説明会に参加した。そこでいくつか興味あることを聞いた。
入学するとしたら私は3年から2年間だ。3年からだと、通信制の配本は年間36単位分×2年間=72単位分だ。テキストで言うと、30冊ほどだ。そして履修義務は2年間で62単位。ところがこの大学、入学時で公的資格を持っているとその資格により、30単位分まで履修が免除になる。
私はおかげさまで、公的資格は余るほど持ってる。従って履修義務は、62-30=32単位。テキストでいうと十数冊になる。3年次は人材関係の指定科目から選ぶが、4年になると選択コース以外でも選べる。スポーツビジネス、一流プロ選手の動機付け、アドラー心理学など、面白そうな科目がうじゃうじゃしている。さらに、60歳以上はシニア奨学金が出て、授業料が半額になる。おお。
公的資格で履修単位が半減し、授業料が半額近くになる。そして3年次で人材育成の学習ができ、スクーリングにも参加できる。4年次には、自分の好きな分野のモチベーション等が学べる。これはいいぞ。ということで、4月から産業能率大学に入学しようと決めた。入学試験? それはなし。決断したよ。そして、昔卒業した学校の卒業証明を取り寄せ、入学申し込みをした。