資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

陸王の寄せ書き

2019年02月22日 | 中小企業診断士資格とその活用
陸王
クリエーター情報なし
集英社

 あるきっかけがあり、小説「陸王」を読んだ。少し前にテレビでも放映されていた物語だ。私はテレビは見ていなかったが、金沢へのお土産で陸王の刻印入りのまんじゅうを買ったことがある。

 物語は、行田の昔からの足袋メーカーが、新規事業で、ランニングシューズを開発し、陸王と名付け、(昔売り出した時も同じ名前だった)売り出す。ソールに繭(まゆ)を使った特許を契約したり、ソールの部品供給を切られたり、またマラソン選手とシューズの契約をしたりと、物語は、山坂が満載である。

 中小企業への融資や技術顧問の受け入れ、部品メーカーとの契約、大手との業務提携など、銀行や他のメーカーが頻繁に登場する。ここは我々中小企業診断士にも、通じる仕事になってる。まあ、小説だから劇的なドラマ仕立てになっているが。

 この小説で学ぶとすれば、ここだ。物語の中盤、陸王を履く(かもしれない)実業団駅伝チームの茂木選手がニューイヤー駅伝に出走する際に、こはぜ屋の社員が励ます。どう励ますかというと、社員が手書きメッセージを書いた「寄せ書き」である。 そして、物語では、茂木選手は、これに感動したようだ。

 この寄せ書き、私は退職する際にもらったことがある。中小企業はカネがない、しかし自分たちの誠意を示すには、カネじゃない。このような一人一人の手紙メッセージを入れた寄せ書きは、有効だと思う。いつか、実際の企業診断で提案してみたいものだ。

コメント
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