出張前泊で長野へ。夕方、善光寺横の「東山魁夷館」を訪問。東山魁夷は横浜の出身だが、なぜか、長野に美術館がある。貰ったチラシには、「美校一年生の夏に初めて木曽川に沿って十日間のテント旅行をして御嶽へ登ったのが私を山国へ結びつける第一歩でした」と書かれている。そんな間柄か。
まずは、善光寺めがけて参道を歩く。日曜日とあって人がいっぱいだ。善光寺は参拝せず、お隣の「東山魁夷館」へ。入場料は500円と安い。美術館は、新装なってまだ1か月ほど。シンプルで、すっきりした美術館だ。
この日は、「リニューアルオープン記念展」を開催中だ。東山魁夷、じっくり見るのは実は初めてである。なんだか絵全体が、ボヤっとした感じだと記憶している。また緑色の中に「白馬」がぽつんという不思議な風景画も。
他には、紅葉や新緑の絵、森の中の滝の絵、北欧の風景、京都や奈良の風景など、見たことのある絵が展示されている。また彼の絵には、白馬以外、人 物や動物が登場しない。これも不思議な感じだ。帰りに、東山魁夷ポケットギャラリーを購入。時折めくってみるか。
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東山魁夷 (日経ポケット・ギャラリー) |
東山 魁夷 | |
日本経済新聞社 |