資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

ときめき百名城巡り~高知のお土産、土佐日記を読んでみた

2023年07月05日 | 旅行系資格&世界遺産検定資格とその活用

 四月に、四国の百名城巡りの時に買ったお土産、土佐日記。書籍風のお菓子だ。記憶違いでなければ、50年前、高専生時代に四国ヒッチハイク旅行の時にも買ったお土産だ。

 懐かしく、じゃ、本物読んでみようか、となって、土佐日記を読む。平安時代、紀貫之が、土佐の県知事になって、赴任が終了し、帰る途中の日記を、女性になって書いたものだ。その日記の期間はわずか55日。高知の港から、室戸岬、鳴門海峡から、大阪湾、そして淀川、京都とその行程、船の状況、歌を詠み、人とのやり取り、幼い子をなくした悲しみ、などを日記として書いたものだ。それほど長編ではない、すぐに読める。

 

 文庫本の解説の最後には、こう書かれている。当時インターネットがあれば、紀貫之は、日記をブログにしただろう、皆さんも日記をブログに書きましょう、となって終わっている。

 日記ブログねえ・・ 紀貫之の日記は、行程や船の状況、歌がたくさん入ってる、歌人だからね、それに人々との交流、幼子を亡くした悲しみが書かれている。

 私は基本、毎日ブログは書いてる。土佐日記ブログを書くとしたら、歌詠みや子を亡くしたことはともかく、行程や船の状況は書ける、ただそれじゃ面白くもない。SNSで書くことがなくなると、昼飯をアップするのと同じだ。

 人との交流、これが特に難しい。人との交流は自分の感情を書くことになる。人を褒めることは書けるが、貶したりするのは書きにくい。直接知らない人や政治家や芸能人なら平気で書けるが、次も会うことのある人のことなんて、中々書きにくい。悪口なんて、公開日記じゃとても書けないよね。ツイッターで悪口を書いて、それがすぐ炎上してるものも多いし・・

 紀貫之も注意して読むと、船頭を欲の多い悪者にして書いている。それ以外の人に対しての感情はほとんど書いていない。子供が意外に歌詠みがうまかったとか、船酔いしていた人が起き上がって、歌を詠んだとかいう程度になっている。公開日記だから、たぶん、注意深く書いているんだろうね。

 こんなことを聞いたことがある。人に悪感情を抱いたときは、思い切り悪口を書いて、それをどこにもアップしない、手紙なら悪口を書いて、それは出さない。それで半分気持ちが解消すると。そんなもんだから、公開するブログって、難しいんだよね。

 

コメント
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