今年の夏山最大の目標は、南アルプス、北岳・間ノ岳の稜線歩きだ。この稜線は、北岳3193mと間ノ岳3190mを結ぶ、3千mの稜線、日本一標高の高い稜線になる。前から一度は歩いてみたいと思っていた。ただし、かなり遠い。今日は計画と、初日の様子。
(計画作り)
計画は、四泊五日。梅雨明け後は暑くなるので梅雨明け前に計画。早朝自宅を出発し、特急あずさで甲府へ、バスに乗り換えて広河原へ。到着はもうお昼になる。ここから標高差7百m、2時間15分で、初日の小屋、白根御池小屋へ。ここは以前、北岳に登った時に泊った宿だ。そして、今回は配偶者と二人連れ。配偶者は百名山の残り4座と、今年は気合が入ってる。
第二日は、御池小屋から、肩の小屋、北岳山頂を経て、北岳山荘へ。キツイ登りと稜線歩きだ。標高差約1千m、第二日の宿はここだが、昨年まで改修で使えなかった小屋だ。先日NHKラジオの山カフェで中継していた。泊るのが愉しみである。
そして、第三日は、いよいよ北岳~間ノ岳の稜線歩き。標高差3百m、往復3時間弱だが、風、強そうだな。そして、北岳山荘から、北岳山頂を経由して肩の小屋まで戻り一泊。ここも標高差3百m。
第四日日目は、下り、標高差15百m。できれば登りと違うコースを使いたいものだ。午前中に広河原に降り、甲府へ行く。そして、甲府市内で、入浴・着替えて、打ち上げ、翌朝、最終第五日に帰宅する。
こんな計画だ。歩きは、コースタイム上は午前中、午後からは小屋でまったり。雷の予想もあるためと、トシを取って万一に備えてゆっくり登りたいということで計画した。Youtubeのカホちゃんの北岳間ノ岳は、一泊二日でこの行程だ。いかにゆっくりしているか。荷物は今シーズン、初めて45リットルの縦走用のを使う。
(初日)
7月10日(月)午前11時、北岳の登山口、広河原に到着。ここから長い日程が始まる。お天気は下は曇り、山の上も曇りのようだ。
ここから約3時間、白根御池小屋までが今日の行程。登山道はわりかし整備されている。標高は、日本第二位の山、登山者も多いしね。
晴れ間も見える、いいぞ。
半分ほど登っただろうか、反対側に、鳳凰三山が見え始める。真ん中は観音岳、左の地蔵岳のオベリスクは山に隠れている。昨年秋に登った山だ。
高山植物もボチボチ、現れてきた。
そして午後二時、白根御池小屋に到着。この小屋は新しい。部屋は空いていて、6人部屋に我々夫婦二人、ということは個室になった。そしてトイレも廊下の向かい、すぐそばで便利。夕食は17時から、朝食は5時から、朝は6時出発が可能だ。そして、ケーキやコーヒ-もある。コーヒーのある小屋は好きだね。
明日、第二日に続く。