休憩で、持ってきたテルモスのお湯でコーヒを飲む、これが美味い。その後、阿弥陀池から、ちょっと登り、女岳(めだけ)と馬場の小路(通称、ムーミン谷)を見下ろす。
地図ではわからなかったが、かなり急な凄い下りだ。後でこの下りはお勧めしない、と書かれていたのを読んだが、後の祭り。
慎重に落石を起こさないように下る。可愛い噴火口、小岳(こだけ)が見える。こんな噴火口で遊んでみたいな。ブラタモリなら喜ぶだろうに。
このムーミン谷、はじめのお出迎えは、シラネアオイ、こんなに数が揃うのは初めて観る。
だいぶ下ってきた、下りももう安心。
木道に入って、今度は、チングルマが出て来た。
途中からは、ムーミン谷を覆いつくすような、チングルマの大群落。凄いの一言。
ここで一枚。
まだまだチングルマの大群落は続く。
ムーミン谷を通過し、大焼砂(おおやきすな)を登る。砂地で足が取られ、歩きにくい。この砂地、もう1ヶ月もしたら、コマクサの大群落になるそうだ。
ムーミン谷を見下ろす地点からの展望、ムーミン谷、また来たいな。
最後の尾根、焼森からの男女岳。ここから八合目へ下る。
この秋田駒は、七変化の山だ。①登山口からの新道コースは、高山植物が次々に出迎えてくれる。②阿弥陀池の周回、湖畔の遊歩道だ。③男女岳、山頂目指して急登の往復、④馬場の小路の下り、急な下りで危険を伴い、慎重に、⑤チングルマで埋め尽くすムーミン谷、⑥大焼砂、火山灰の砂地、ここ、もう少しでコマクサが一面埋めつくようになるそうな、⑦シャクナゲコースの下り、岩場、ロープ場、渡渉と何でもありのコース。
天候に恵まれ、実に楽しい山だった。この山、私だったら、間違いなく百名山に選んだろうね。また来たい山でした。今度は、緑色の国見温泉に泊って、コマクサの大群落を観たいな。