私は、昨年、地元三郷市の防災指導者資格を取得し、防災訓練指導者ネットワークの会員になった。この防災ネットワークは、防災訓練指導者養成研修の指導や各種研修会に参加するボランティア資格である。他の市町村にはこのような仕組みは、あまりないようだ。そして今年は、私、指導員養成研修は一度も参加できなかったため、代わりに防災施設の視察研修に参加した。昨日、バス2台で埼玉県の防災学習センター「そなーえ」とグリコピアイースト(グリコの工場)に出かけた。
まず鴻巣にあるそなーえ、ここは、防災体験施設である。風速30メートルの体験、消火器訓練、地震体験、煙体験だ。そして、埼玉県の災害の歴史や、防災用品の展示などを見る。
まず、風速30メートルの体験。大きなファンのある部屋に入り、風を待つ。山では尾根に出ると急に風が強くなることがある。遮るものがないためだ。私、何度も強い風にあったことはあるが、それと比較しても風速30メートルは強い。経験したことがない風だ。それほど強い風だ。
消火器訓練、5人一組になって作業をする。大声で叫んだあと、ピンを抜く、ホースを持つ、消火器を持って握りをにぎって放水する。5人が同時に消火作業をしたが、私がダントツに早い。係員もほめてくれた。何度もやってるし、消防設備士資格も持ってるからね。
地震は、東日本大震災と中越地震の2種。海洋型と直下型でタイプが違うため、揺れも違う。結構激しい揺れだ。そして煙体験。こちらも何度も通っている。暗いからよく見えないが、何とか通過。オモテのパネルには、体験者が、今どこを通っているかが一目でわかる。金掛けてるな。
展示品に面白いものがあった。マグネシウム空気電池。水を入れると発電してくれるそうだ。こんなの知らなかったな。でも一万円以上する、以前手回しラジオを買ったことがあるが、スマホ1%充電するのに5百回も手回しした。それに比べるとどうかな。
昼食は、研修会で出してくれる。実はこれが楽しみなのである。和食定食で、ダイエットに気を付けなくてよいほどのちょうどいいカロリーだ。
午後は、グリコの工場見学。ポッキーとプリッツを作っていたが、生産ラインは人が少ない。初めにビデオでグリコの創業者江崎氏の物語。この方、アイディアマンだ。モットーが創意工夫。そして、グリコのオマケが壁に並んでる。
工場のラインへ。廊下から見学ができる。生産ラインは人が少ない。緑・黄・赤の三色のサインポールが立っていて、普段は緑、なにかあれば黄色になる。一部のラインが黄色になっていて、そのラインは止まり、人が動いていた。
そして、プリッツのお土産を戴く。売店でも、しこたまお菓子を購入。このお菓子は保存食になるため、防災用として、保存缶を購入。そして登山の非常食にもちょうどいいため、大袋20個入りを購入。楽しい研修会であった。