ここのところ新しい資格の挑戦を続けている。この日は、「キネシオテープ認定トレーナー」を受験した。キネシオテープとは、関節痛の痛みに対応して、筋膜・皮膚の伸展反射を利用したテーピングである。登山の時これをすると、脚が軽くなり、よく上がるようになる。知り合いの登山ガイドさんが、ツアー客によくテーピングをしていることから、私も受験してみようと思ったものだ。
西武新宿線新井薬師前に協会本部がある。この建物で受講だ。終日講習の後、試験がある。受講生は私を含めて4名。理学療法士さんやヨガトレーナなどで、素人は私だけだ。テキストが2,3冊、それにキネシオテープが6本、これを使って講座が始まる。
まず1時間ほど講義を受ける。そして、テーピングの実習。二人ペアになって、上半身から始めて、下半身へと進む。昼食をはさんで、寝違えや不眠症、喘息、偏頭痛、最後に腰痛と、合計十数種類の部位のテーピングをする。テーピングをする前と後の違いもテストする。
どんどん進んで行くのだが、前のはどうだたったか、記憶できないほどのスピードで進行する。実技系の教育は、覚えるのが意外に難しいのだ。私も管理者研修で電気コード結びをやっているので、教え方の難しさは、よくわかる。
夕方、すべて終了し、少し休憩の後、30問の試験。三択か四択で、私は、30問のうち、数問怪しいのがあったが、15分ほどで解答を終了。お先に会議室を出る。結果は後日送られてくる。合格ラインはよくわからないが、講習のあとの試験だから、よっぽどでないと不合格にはならないはずだ。
以前ガイドさんが受験したとき、テスト用紙に裏があるのを知らずに不合格になったそうだ。今回のテスト用紙には、赤字で「裏があります」と書かれていた。たぶん合格だろうな。合格したら、ガイドさんの登山中のキネシオ講習、お手伝いくらいはできるようになるかな。