kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

専門練習とウエイト

2009-07-30 | 陸上競技
木曜日も合同練習。今日は途中5時間程度クラスの生徒を県外への引率があったので練習を抜けることになっていました。それまでにきちんと指導をしておきたかったので前半に専門練習を入れました。

サーキットの時点で全体的に汗だく(笑)。これも大切な練習ですから抜くわけにはいきません。基礎筋力にはある程度自信がありますが、普段やらない選手と比べるとやはり大きな差があります。当然ですが。身体を安定させるためにも地味な積み重ねをしっかりとやっていきたいと思っています。

その後は早い段階からスプリント系とハードルに別れて練習にしました。今日は近隣の中学生でかなりの実力がある選手と一緒にやりました。日頃専門的な指導を受けられないのでこういう機会にきちんとした内容をやらせるとそれなりの変化が見られます。うちの選手も刺激をもらいながら練習が出来ていたと思います。ハードルに関しては継続的なハードル練習をこの夏から初めて導入しました。それなりに変化が見られます。中国合宿等で100mHの指導を見ると毎日ひたすらハードルを跳んでいます。うちの選手にそこまでのハードル練習を入れる必要があるとは思えませんが、きちんと継続してハードルを越えていく練習をしなければいけないのは確かです。走力の向上は当然ですが、それだけではない技術的な部分をしっかりと身に付けさせていきたいですね。1歩ハードルまでは見ることが出来ましたがそれ以後は自分達でやらせました。詳しく聞いてみないといけません。

スプリント系は前日の流れをもう一度確認しながらもスタンディングからクラウチングの練習に。姿勢がさらに低くなりますからこの感覚をきちんと身に付けさせていきたいと思っています。スタンディングの感覚は多少は良くなってきていますがここを実際のレースに生かしていくことができなければ意味がありません。ここはまだまだ時間があればかかると思いますが地道にしっかりと繰り返していきたいですね。脚運びと重心の移動を意識させた後にスタブロからの飛び出しと接地場所の確認を流れでやりました。こちらもこの辺りで時間が来てしまったので見ることが出来ませんでした。こちらも確認をしていきたいですね。

午後からはウエイトとジャンプ、メディ投げ。身体を作るための時間に充てました。加えてシャフト補強とバランス系の補強。わざわざ神戸から来てもらっていますから少しでも得るものがあればと思っています。さすがにウエイトは出来ませんでしたが、他の部分できちんと伝えることができたらプラスになります。これはうちの選手にも言えることでしが筋力を上げるだけではなくそれを上手く使えるようにしていくための練習が必要だと思います。これに時間にかけていきました。

練習時間としてはかなり長くなりますが、最後まで集中を保ちながらできています。決して楽ではありませんが練習を楽しんでやっています。うちの練習は普通にやったら絶対に楽しくありません(笑)。普通の選手では嫌がりますからね。それでも「強くなるために」はやるしかないですから、前向きに取り組んでいます。しっかりと結果に結びつけていってもらいたいですね。
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合同練習1

2009-07-30 | 陸上競技
水曜日、朝の時点から小雨が降っていました。いつになったらまともな天気になるのか…。暑いのも辛いですが雨が降り続けるのも嫌ですね。なかなか練習ができませんからね…。

この日から大学時代の後輩がわざわざ神戸から練習に参加するために来てくれました。夏休みの前半には技術的な練習の繰り返しをしたかったので地区合宿からの1日練習の流れを今週いっぱいやることにしました。かなり疲れは蓄積する可能性がありますが、今しっかりとやっておかないと秋以降の勝負ができなくなります。国体最終や中国選手権もありますから。夏休みに入ってからひたすら基礎練習をやっています。走る量は若干少なくなっているかもしれません。それでも間違いなく多いですが(笑)。

後輩の高校に合わせてもう一度動きの確認。午前は雨だったのでちょうど良かったかもしれません。武道場でバランス練習と軸作りと脚運びをひたすら繰り返しました。この2週間本当に時間をかけてやってきています。意識してやっていく事で少しずつ変化が生まれます。神戸の高校は膝か開くのが早い。うちの選手も開く者がいますから徹底しておく必要があると感じているので時間を取りました。

午後は動きの課題を変えて加速段階に。これもかなりの時間をかけて繰り返しました。これだけの時間をかけて動きを修正する機会はありません。私もかなりの時間をかけて見ることが出来ました。きちんと意識をしている者は変化が見られます。まだまだ安定はしていませんが少しずつ変えていく事が出来たらと思っています。

その後短い距離を走りました。全体的によく動いていた感じがあります。最初の30mまでの走りを修正しながらも一番の武器となる中間を磨く。ここをひたすらやりたいと思います。400m系の女子が多いですが、きちんと戦うためにはこの部分をやらなければ勝負に参加できません。

ずっと目指していたインターハイが奈良で始まりました。届かなかった目標にすがり続けるのではなく、うちはうちでしっかりと練習を積んでおきたいと思います。自分達がやるべき事をやる。強化する時期にしっかりとやらなければ。目指すは来年の沖縄インターハイ。ここにたどり着くために1日1日を大切にしていきたいと思います。悔しさをバネに秋には必ずもうワンランク上の力を身に付けさせたいですね。

夜は久々に後輩と食事をしました。良い時間でした(笑)。
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本当の意味を理解できるか

2009-07-30 | 陸上競技
水曜日、練習前に一部の選手を早く集合させました。理由は私が話している内容の本当の意味を理解できていないからです。怒るというのとは違いますがながなか伝わらない部分があります。

前日、練習終了後勉強をさせました。夏休み入る前に苦手科目の克服をきちんとすることを話していましたから、やはり時間があるときにはしっかりとやらせないといけないと思っています。火曜日の朝にミーティングでも話していますからある程度は伝わっているのではないかと過信していました。が、4時過ぎには7人もの人数が「整骨院に行く」という理由で帰っていました。かなり疑問を覚えましたね。何故こんなに早い時間から行く必要があるのか?もっと大きいのは1人で判断して行動が出来ていないこと。なぜみんなで行かなければならなかったのか。依存するなと言い続けて来たにも関わらず全くわかっていません。

身体のケアをする。大切な事です。間違っているわけではない。しかし、本当にその時間に全員で行かなければいけないわけではありません。勉強時間として確保した時間にわざわざ早く行く必要はない。8時までは受付が可能ですから5時からでも6時からでも全く問題はないはず。そこ理解できないというか考えが及ばないというか…。本人たちは「正しいことをやっている」という意識がありますから整骨院に行くのは何も問題がないと判断をする。正当化していますが「今」やるべき事は何かをきちんと考える必要があります。逃げ道を作るのと同じ。

更に問題は自分一人の判断で動けていないこと。他の人がやるからいいだろうと深く考えずに行動をしています。あれほど「依存するな」「自分で判断しろ」と言い続けているにも関わらず全く分かっていません。集団心理が働きますから1人では判断できる部分がみんなと一緒にいると判断ができなくなる。大問題です。
「依存」は整骨院などの治療に関しても同じことがいえます。治療に行けば怪我をしないという心理が働く。結局は自分でやるべき事をきちんとやってからでなければいけないのに、先に治療ありきでは自分の力できちんとやらなければいけないという部分が薄れてしまいます。まずやるべきは自分自身で最大限の努力をしたあとに必要であれば行けばいい。整骨院に行くことで安心しているという部分がある。これは他にもつながっています。他の学校とは違うことをしているという事で意味の無い安心感を感じていた総体前と同じです。結局怪我をしてしまっていたのは自分の最大限の努力をする前に他の何かに頼ってしまっているからです。何をやっているのかがまだきちんと分かっていないのです。

普通の高校生が時間があるから整骨院に行こうという感じにはならないでしょう。それだけを見るとやはり競技に対する意欲や意識を感じます。しかし、形だけの意欲ではなくきちんとしたものでなければ結果につながりません。周りから頑張っているねと評価されるためにやっているわけではありません。何のためにやるのか本当の意味で理解させなければ飛躍的なレベルアップはありません。

これを機にしっかりと自分のやるべき事を考えさせたいと思います。
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