kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

前半部分の確認

2009-08-01 | 陸上競技
昨日まで合同練習でしたから通常ならば確実に落とす所ですが、昨日のblogにも書きましたが本人達が実際にスタブロからの加速、400mHのインターバルの走りを確認したいと言っていたのでタータンで少しだけ走ることにしました。さすがに走り込み等はできないと思っていましたから出来るだけ短時間の練習にしようと考えていました。

ハードル陣に関しては初めて正規のインターバルで練習する者が3人いますからまずは慣れていくしかありません。跳んでみること以外には上手くなる方法はないですからね。男子は1台目まで上手く入れません。課題ですね。この1台目の入りが上手くいかなければ流れが出来ませんからレースになりません。秋のシーズンに向けてしっかりと合わせていけるようにしなければいけません。1台目をでブレーキをかけてしまうのでここをなんとかしなければいけません。

女子はこの秋に県新人に出場する2人と中国選手権に出場する1人、来年出場を目指す1人で練習をしています。1年生はまだ怖がるというか逆足が使えない(使おうと思えば絶対に使えると思うのですが…)。まだまだ時間がかかりそうです。
春先から走れていたmikiは中国で走れませんでした。その時にハードリングの大きな課題がありましたからその修正に1ヶ月を使ってきました。まだまだ足りない部分がありますが、中国以後初の400mHでしたがスピードが安定して着地もスムーズになっていました。本人の感覚と私の感覚が近づいてきています。中国に行くだけではなくもっと上を目指していますからこのレベルをしっかりと安定させていきたいですね。
この秋から400mHに挑戦するakane、こちらもかなり面白いと思います。身長もスピードもありますから1台目までを25歩、ハードルインターバルを17歩でいけます。まだ荒削りの部分がありますからエネルギーロスを減らしていかなければレース後半に影響を及ぼします。ここが上手くいけば非常に面白いと思います。同じチーム内できちんとお互いを意識しながらレベルを上げていく事が必要になります。タイプが違う2人ですが間違いなく県ではトップ争いをすると思います。

スプリント系はスタブロからのスタートを確認。ショートスプリント陣は普段の練習の流れで繰り返しました。こちらはある程度形になってきています。スタブロからスティックを置いての繰り返しをしました。ショートスプリントだけではなく200mと400mでは少し違ってくるのでこちらはカーブを使っての練習。感覚的に少し違います。特に400m系は力を使いすぎてしまう感じがありました。ここを修正。動きは同じですが力を使う度合いが違う。前に進むための要素が少しずつ違ってくる。本人達と確認をしながら進めていきました。最初は浮いていたり進まなかった部分も後半は上手く噛み合い始めた感じを受けました。こちらも本人と私の感覚が近づいてきています。以前と比べるとかなり改善されてきていると思います。

短時間で終わる予定でしたがアップも含めて2時間程度かかってしまいました(笑)。短時間といえば短時間です(笑)。練習の量としてはそれほどではないので負荷は少ないと思いますが、質は高かったはずですし無理はさせられません。もう少し走りたいという気持ちは抑えておかないといけません。やり過ぎないように抑えながら、休みを取りながらやりましたから大きな負荷にはなっていないと思っています。多分(笑)。

その後学校に戻ってウエイト。いつも通りの補助練習も加えて終わったのは1時半過ぎ。長いですね(笑)。それでも選手は集中力を切らさず取り組むことができました。この2週間でかなりの事ができたと思います。もちろん負荷もかなりのものですから休息も必要となります。日曜日、どれだけ回復に充てられるか。普通に寝転がっているだけでは痛みは取れませんし、回復もしません。自ら積極的に回復のために出来ることをしっかりやっていく必要があります。疲れがたまれば股関節の柔軟性も落ちてきます。練習量に見合うだけのケアをしっかりとしていかなければいけません。本気になるというのは練習中だけではありませんから。

秋に向けての基礎は出来てきたと思います。気を引き締めてやっていきたいと思います。
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満足しない

2009-08-01 | 陸上競技
先日から合宿や合同練習で指導をさせてもらっています。図々しい性格ですから自分から前に前に出ていって指導をさせてもらっている感じもありますが(笑)。

指導をしようと思ったら誰でもできます。当然です。素人や経験者はあまり関係なく指導することはできます。以前から感じていたのですが、自分が競技者としてある程度の競技水準でやっていた者ほど自分がやってきたことに依存しすぎてしまう傾向がある気がします。師事している方からいつも言われることですが「一流選手が一流指導者となるわけではない」という部分ですね。実際競技経験が全く無くてそれでも多くの選手を排出する指導者はかなりいます。感覚だけではない部分が大きく影響しているのだと思います。

強い者は何をやっても強い。○○ができるから強いというのではない気がします。強い者に共通する要素はあります。一部分だけを抜き出して「一流選手がこういう動きをしているから速い。だから真似すれば良いんだ。」というのは違う。指導書に書いてある事をそのままやったからと言って速くなるわけではない。でも知識としては知っておく必要がある。すぐにそれをやるというのではなく共通する部分を見つけ出していくというのも大事だと思っています。

私が恵まれている部分は周りに優れた指導者がたくさんいること。かなり話を聞けますし、分からない部分や疑問に思った部分があれば詳しく聞くことができる。アバウトな感じではなく的確な答えを与えてもらえるので以前と比べると成長していくことができていると思いますが。持つべきものは優れた師だと。受け売りにならないように自分の中で消化して理解してからやるように心掛けていますが今の指導スタイルのベースにあるのはやはり師事している方からの教えがあったからだと思います。

育ててもらう。この部分がかなりあるのは確かです。自分の力だけでやっているわけではありません。私の指導者としての水準がどこまで来ているのかは全くわかりません(笑)。一ついえることはまだまだ目指す場所には遠いということだけはわかります。満足しない。これが常に頭にあります。技術的な事はもちろんですが、メンタル的な事、関わり方など様々な部分で不足している感じが強くあります。

ここ数年、県内外を問わず多くの方に色々と教えてもらっていると思います。最もベースになる部分をしっかりと持っておきながらそれをアレンジしていく。一番は普段から学んでいる事が中心になる。当然ですが大切な部分だと思います。。少しずつレベルを上げていくために努力をしていきたいですね。

学生時代の後輩と久々に再会してもっと勉強していきたいと思いました。まだまだ人から目標にされる指導者には遠いですね。高い意識を持っていきたいと思います。
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