本気になるとは…

２週間の強化練習期間を設けていたのでさすがに少しは疲れが残っている感じはありますが、そればかりを言い続けても意味がないのである程度はきちんと練習をしていかなければいけません。それを考えてタータンでの練習にしました。

練習開始時に少し疲れている感じの雰囲気がありましたが昨日きちんと回復に充てることが出来ていたらそれなりに疲れが抜けているはずです。ある選手は夕方涼しくなってから軽くジョグをしたようです。家でゴロゴロしていても疲れが抜けるわけではありませんからね。自分の身体にきちんと目を向ける事ができなければ次の日の練習に結び付きません。本気でやろうと思えば様々なモノが見えてくる。それだけです。ここに大きな差が出ると思っています。

練習はきちんと走れる状態の者に合わせてやりました。基本的な事の確認をしてからカーブ走、トゥトレを実施しました。スピード刺激を入れておきたかったので。きちんと練習が積めない状態では強くなれるはずがないのです。やるべき事がきちんと出来る状態を作っていく事が大事だと思っています。
その中で１年生男子、まだまだやるべきことを理解できていません。本気になりきれていない。トゥトレで危うく大ケガをしてしまう所でした。１人が引っ張られて１歩目で「引っ張られた」といって怖がって無理矢理止まろうとしました。それで転倒、前で引っ張る者もその負荷に負けて転倒。何をやっているのでしょうか…。今まで何度も見てきたはずです。今更こんな事で怪我をするなんて考えられません。怪我はしませんでしたが大事故につながる危険性があります。集中力が欠落しています。その後怖がって引っ張っていた方が今度は止まってしまいました。今度は危うく後ろから来る選手がぶつかりそうになりました。まだまだ練習の本当の目的がわかっていません。きちんと考えることが出来ていない。甘いですね。

その後は若干イライラしながら専門練習。短短の上級生は全開とまではいかないまでもある程度身体が動くようになってきています。スタブロからの加速、そのまま中間へとつなげていきました。本数を増やすのではなくきちんと質を上げて取り組むようにしました。動きが少しずつ改善されてきている感じはあります。いきなり結果に結び付くかは分かりませんが随分良くなってきている感じがあります。

女子は基本短長なので４００ｍを走るための前半の練習。とにかく走れではなかなか上手くいかなかったのできちんと流れを意識していかなければいけません。バックストレートが向かっていたのでなかなか思い通りに走れなかった部分がありましたが、感じとしては悪くなかったと思います。加速段階が少しずつ改善されている部分が結び付いてきている感じでしょうか。
後は国体最終で高跳びに出るので、学生にお願いして教えてもらいました。いやー案外跳べる(笑)。短助走で形になっていました。来年度は高跳びとハードルで戦えるかもしれません。可能性がある種目できちんと戦っていきたいですね。

まだまだ甘さが見受けられます。本気になることをきちんと分からなければ次のレベルには進めないのです。男女問わずにきちんと理解しなければいけない。本当に戦うレベルにはまだまだ届きません。本気になれる者となれない者、少しの差かもしれませんが結果的には必ず大きな差になります。それをしっかりと理解できるようになっていかない限りは成長できません。
少しイライラした部分がありました。まだまだです。