kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

動きを変えるためのヒント

2010-01-13 | 陸上競技
先程も書きましたが、午後の練習の最初に少しミーティングを実施しました。練習に取り組むための意識の問題です。ここがしっかりとしなければ全ては台無しですから。

ミーティング終了後、そのままサーキット。練習の入りはいつも通りとしました。その後の流れもいつも通り。基本的な事をやっていますが、午前も午後も意識するポイントは限られています。何度も繰り返していくしかないと思っています。単純にやれば良いというわけではなく目的意識をしっかりともってやっていく必要があります。
ここまで膝をしめる動きをやっていましたが、これだけでは無理矢理進む事につながってしまいます。膝を引き出すだけの動きになってしまっているのでその部分を改善していく必要があります。ここまでの段階できちんとやっていた者はスムーズに移行できます。出来ていない者はここで膝が開きますし引き出せません。今はこれをやりながら前方向に身体を進めていく動きをしています。結構手間がかかりますが(笑)。

今日はその動きをやっている時に、更に走りに結びつけていく動きが思いつきました。多分特別なモノではなく、色々なところでやっていると思いますが(笑)。本当に意識する部分が何かを考えてやっているところはひょっとしたらそれほど多くないかもしれません。最初は普段通りの動きでやっていたのですが、思い付きで身体を運ぶ動きをやってみると身体のコントロールが出来なかったり、膝がたためなかったりする選手が出てきました。逆にここできちんと身体が運べる者は走りにもつながっていきます。

感じが良かったのでこの日に予定していた加速段階の動きを全て取り止めて、中間での身体の運ぶ感覚を身に付けさせることにしました。スパイクを履いて距離を長めにとりました。ここは見ていて難しい部分だと思いましたね。単純にやれば良いわけではない。目的とする動きのポイントが分かっていれば見ていても気がつく。最近はミニハードルはほとんど使っていませんでしたが、動きを強調する事で感覚が分かってくるのではないかと思ってやってみましたがころがヒット(笑)。かなり感覚がつかめたようです。基本的な事は以前からやっていますから、あとはそれを走りにつなげるための感覚を身に付けるための練習をするだけ。1つの動きだけではなく複数の指導方法を見つけていく必要があると思いましたね。ここが目指す指導者との差だと思います。経験の部分もかなりありますがしっかりと考えていく必要があります。

この辺りですでにかなり寒くなっていました…。しかし、感覚作りのために練習をしているわけではありませんから走らなければいけません。走らなければいけないという決まりはありませんが、やっぱり走るための練習をやっているわけですから(笑)。最初軽く走った時にいつもよりも前に進む感じを受けました。ひょっとしたら風が追っているから走れているのかもしれないと思い、何人かに確認をしましたが「追い風参考」の部分だけではない感覚があったようです。非常に良いことだと思います。加速段階に課題を置いていますが、中間での伸びやかな走りというのも非常に大きな要素です。ここを生かして勝負をしていかなければいけません。

水曜日以降はかなり寒くなるようです。水曜日は少し練習量を落としておきたいと思います。やり過ぎ注意ですからね(笑)。選手の動きを見てあれこれ考えるのは非常に楽しいですね。もっともっと刺激をもらえたらと思います。
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