kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

意識していく

2010-01-26 | 陸上競技
今日は雨の予報でしたから半ば諦めていましたが、夕方には完全に天気が持ち直していました。出来れば走っておきたかったのでよかったですね。

月曜日はハードル練習にしています。これは身体のコントロールと接地ポイントを意識するための練習と位置付けています。昨日電話で色々と話をしていたので練習の内容の精選をしなければいけないと考えていました。話の中に「接地ポイントを意識するための練習」をどう取り入れるかという内容があり、ドリルのような動きだけではなくそれを強制的に身に付けさせる練習の取り入れ方についてもう一度考えさせられました。1つのパターンだけではなくいくつかの引き出しを作ってその中から意識させていく練習を与えていく事で感覚をつかませることが重要なのではないかと思います。

ハードルに関しては今日から短距離系とハードル選手で分けることにしました。元々器用なタイプが少ないので短距離系にハードルを跳ばせるとそれ自体がいつの間にか目的に変わってしまう感じを受けたのでそこを解消して本来の目的に合った内容にしたかったので、ミニハードルに変えました。これくらいの高さだと重心移動や接地ポイントを意識しやすくなりますから。

ハードル選手には冬期にも少しはハードルを跳ばせたいと思っています。元々ハードルが上手い選手はある程度の期間跳ばなくても対応できると思いますが、うちの選手は跳ばないと忘れてしまうので(笑)。1週間に1度だけでもかなり違うと思いますし、実際秋に比べてある程度形になってきています。両足使うためにもきちんとした練習を積んでおく必要があると思っています。

その後少しショートをしてから更に接地ポイントを意識するためにタイヤ引きをしました。ハードルで意識して更にタイヤで進行方向への身体の運びと接地ポイントをつかむ。加えてラストで動かなくなったときの接地のズレを意識して修正する事で走りにつながっていく。これもアドバイスを頂いた部分ですが全ては走りに結び付かないと意味がなくなります。
この時にakaneのスピードが群を抜いていました。元々パワーで走るタイプですがこのタイヤ引きの走りはかなり良かったですね。膝が開き前接地になる所が意識的に修正された感じがあります。パワーで押していく走りから無駄なエネルギー消費を避けて楽に速くという走りに変換していかなければ400mでは戦えません。今の力であれば100mや200mでも十分中国大会が狙える位置にいると思います。そのスピードを生かして400mHで戦うというのはかなりの武器になります。秋と比べると走りも安定してきました。もうワンランク上がればかなり面白いと思っています。スピードはチームで際立っていますからね。

その後、もう一度ショートを。接地をひたすら意識させ続けた効果はありました。先ほどのショートと比べると良く進んでいました。mikiは反応が人一倍遅いですがトップスピードは上がってきています。まー戦う種目は400mHですからそれはそれでありなのかなと諦めています(笑)。本人は嫌みたいなのでなんとかしていきたいですが。同じ400mH選手であっても全くタイプが違うので互いに刺激を与えていく関係が出来ます。チーム内の競争が激化する事で確実にレベルが上がっていきます。

ショートまでやりましたが、かなりの走りの量になったと思います。少し練習形態を変えようと思っていたのでちょうど良いかなという感じです。やるべき事を見極めながらしっかりとやっていきたいですね。
コメント (2)
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