土日の2日間、山口で国体の合宿が行われました。今年の東京国体に出場する可能性のある高校生が集まって一緒に練習をするというものです。専門的な練習をやる機会にもなります。うちからも一人選ばれたので参加。私はハードルコーチとして参加。
中国大会以後、うちの大きなエースのスタートは高い水準で安定してきたと感じていました。これまでは苦手意識が強く上手くスタートできませんでしたがここ最近はしっかりと出れるようになっていました。今回の合宿でどれくらい走れるか見てみたいという気持ちがありました。とはいえ、短距離のコーチとして呼ばれたのではなくハードルコーチとして呼ばれていますからこちらがメイン。流れは全てコーチにお任せです。
スタート練習をしていたのですがいつもの走りが全くできません。以前のようにその場足踏みのようになってしまい加速できません。腰の移動がないのもありますし、バタバタしているだけで中間につなげていくという走りにもなっていませんでした。うーん、どうしたのか?ちょっと本人に聞くと「いつもの走りができない」とかなり焦っている様子でした。周りはスタート型の選手もいます。その選手たちに刺激を受けて「もっとスタートを」と考えた部分がるのかもしれません。びっくりするくらい走れなくなりました。
ちょうどいいタイミングというと語弊がありますが、どうしてもスタート局面の改善がしたかったので師匠や短距離コーチに教えを乞いながらやっていくことにしました。国体合宿に呼ばれているコーチとはいえ私はまだまだ勉強の身。多くのことを学ぶ機会だと思っています。ハードルのことはできますがやはり「自分に足りないもの」を学ぶということは大切です。我々くらいの年代で「自分は一流の指導者」と思っているようでは先はないと思います。高校生に合った指導ができるようになるためには時間がかかります。そのためには「出来る人から学ぶ」というのはすごく大切なことだと思います。
2日間の練習のうち大半をスタートに費やしました。本当はもう少し走りたかったのですが選手本人がそれどころではないという悲壮感が漂っていたので割り切って「スタート局面の改善」に時間を使うことに。一つ一つ教えてもらいながら進めていきました。一人の選手に私以外3人の指導者に見てもらいながらです。全ての情報を選手が知る必要はないと思います。私が教えてもらいながら情報の取捨選択を行いそれを生徒に伝える。動きを見てもらって改善すべき部分をしっかりと選手と共有しなければいけないと思います。
2日目の午前中はどん底でしたがそのあとにひたすら練習をしていくことである程度の形になってきました。ずっとやっているので疲れも大きく影響してくるとは思いますが、それでも「徹底的にやる」という時間が作れたのは大きいと思います。師匠には「あとは選手と指導者の感覚のすり合わせ」と言われました。選手が良いと思う感覚、動きと指導者のそれが一致する方向で探っていく。時間がかかる作業だと思います。それでもやっていくしかありません。
いつも思うのですがこうやって多くの人に様々なことを教えてもらえる環境にあるというのは本当に幸せだと思います。県内の最高峰の指導者から直接「指導」について教えてもらえるという機会はそれほど多くはないと思います。まだまだ未熟ですがそれなりに勉強はしてきたつもりです。ある程度の水準以上の指導ができるようになってきているとは思いますが、まだまだ不足していると思っています。日々勉強です。
最後は本人の表情も明るくなっていました。2日目の朝は表情が完全に曇っていましたからね。まだ2年生です。こういう経験をしながら「自分の走り」を見つけていってもらいたいと思います。本当に良い勉強になりました。
私が指導した部分に関しては多分また別に書きます。ハードルの専門的なこと(かなり基本的なこと)を選手に噛み砕いて教える時間となりました。これはこれで本当に良い勉強になったかなと思います。
また書きます。
中国大会以後、うちの大きなエースのスタートは高い水準で安定してきたと感じていました。これまでは苦手意識が強く上手くスタートできませんでしたがここ最近はしっかりと出れるようになっていました。今回の合宿でどれくらい走れるか見てみたいという気持ちがありました。とはいえ、短距離のコーチとして呼ばれたのではなくハードルコーチとして呼ばれていますからこちらがメイン。流れは全てコーチにお任せです。
スタート練習をしていたのですがいつもの走りが全くできません。以前のようにその場足踏みのようになってしまい加速できません。腰の移動がないのもありますし、バタバタしているだけで中間につなげていくという走りにもなっていませんでした。うーん、どうしたのか?ちょっと本人に聞くと「いつもの走りができない」とかなり焦っている様子でした。周りはスタート型の選手もいます。その選手たちに刺激を受けて「もっとスタートを」と考えた部分がるのかもしれません。びっくりするくらい走れなくなりました。
ちょうどいいタイミングというと語弊がありますが、どうしてもスタート局面の改善がしたかったので師匠や短距離コーチに教えを乞いながらやっていくことにしました。国体合宿に呼ばれているコーチとはいえ私はまだまだ勉強の身。多くのことを学ぶ機会だと思っています。ハードルのことはできますがやはり「自分に足りないもの」を学ぶということは大切です。我々くらいの年代で「自分は一流の指導者」と思っているようでは先はないと思います。高校生に合った指導ができるようになるためには時間がかかります。そのためには「出来る人から学ぶ」というのはすごく大切なことだと思います。
2日間の練習のうち大半をスタートに費やしました。本当はもう少し走りたかったのですが選手本人がそれどころではないという悲壮感が漂っていたので割り切って「スタート局面の改善」に時間を使うことに。一つ一つ教えてもらいながら進めていきました。一人の選手に私以外3人の指導者に見てもらいながらです。全ての情報を選手が知る必要はないと思います。私が教えてもらいながら情報の取捨選択を行いそれを生徒に伝える。動きを見てもらって改善すべき部分をしっかりと選手と共有しなければいけないと思います。
2日目の午前中はどん底でしたがそのあとにひたすら練習をしていくことである程度の形になってきました。ずっとやっているので疲れも大きく影響してくるとは思いますが、それでも「徹底的にやる」という時間が作れたのは大きいと思います。師匠には「あとは選手と指導者の感覚のすり合わせ」と言われました。選手が良いと思う感覚、動きと指導者のそれが一致する方向で探っていく。時間がかかる作業だと思います。それでもやっていくしかありません。
いつも思うのですがこうやって多くの人に様々なことを教えてもらえる環境にあるというのは本当に幸せだと思います。県内の最高峰の指導者から直接「指導」について教えてもらえるという機会はそれほど多くはないと思います。まだまだ未熟ですがそれなりに勉強はしてきたつもりです。ある程度の水準以上の指導ができるようになってきているとは思いますが、まだまだ不足していると思っています。日々勉強です。
最後は本人の表情も明るくなっていました。2日目の朝は表情が完全に曇っていましたからね。まだ2年生です。こういう経験をしながら「自分の走り」を見つけていってもらいたいと思います。本当に良い勉強になりました。
私が指導した部分に関しては多分また別に書きます。ハードルの専門的なこと(かなり基本的なこと)を選手に噛み砕いて教える時間となりました。これはこれで本当に良い勉強になったかなと思います。
また書きます。