kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

予定大幅変更

2013-07-06 | 陸上競技
土曜日、この日からしばらく強化練習にしようと計画していました。天気予報では雨という予報だったので事前に連絡をしてタータンの競技場で練習にしようと考えていました。移動の関係も出てくるのですが雨でも走りたいと選手には伝えていました。

しかし、朝職場に行くと山陰方面か戻ってきた先生に「前が見えないくらいの雨が降っていて大変だった」という話を聞きました。え?!って感じでした。雨は降ると知っていましたがそこまで降るのか??雨雲レーダーで調べてみると明らかに色が大変な事になっていました。とても練習を屋外でできるレベルではありません。タータンの上だとしてもこのような雨の中で練習をするというのは不可能だと思います。スタート練習や少し長めの距離を走ろうという予定でしたがそれどころではありません。中途半端に移動して全く練習できずに終わるというわけにはいきません。

集合を早めにしていたのでそのまま学校で練習をする事にしました。この時には全く雨が降っていなかったので屋外で練習を進めました。少し雨が降るくらいなら何とかなるかもしれないという淡い期待をしながら。ハードルを使っての練習がある程度進んでいってこれなら走れるのではないかと感じていました。私はずっと雨雲レーダーで予報を見ていましたが、かなり強い雨雲がすぐそばまできているという予報。確かに西の空が真っ黒に。うーん。明るくなってきたと思ったら一気に雨が...。とても外に出ておけるレベルではありません。周りは水たまりになりました。完全にスコールですね。これにより外で練習する事も変更。無理ですね。諦めが肝心。できる事を最大限にやる方が絶対に効果が高いですから。

気持ちを切り替えて室内で。ハードルを持っていって連続抜きをやりました。時間があるので徹底して基本的な事をやる事にしました。腕を使わずにメディシングボールを持たせて身体の軸を意識させてから身体をひねらないように連続でハードルを越えていきます。脚は回転運動をしていますから体幹で保つ意識がなければ身体はひねられてしまいます。そこを繰り返し意識させました。前日に行なったある補強の影響で股関節と肩周りが激しい筋肉痛になっていたようです。それはそれで痛みがあればそこに意識がいきやすいので問題なし(笑)。気にせずやっていきました。これをかなりやって行くことで意識は体幹と股関節に持っていけたのではないかと思います。

室内でも汗はかきます。しばらく練習をしてからはとにかく水分を取るための休息時間を与えました。同じことをやるとなかなか集中が保てないというのもありますし(笑)。比較的涼しい環境ではありましたが湿度は高く気温もそれなりだったと思います。こういう環境下でも熱中症にはなります。夏の練習に移るにあたってわたしも細心の注意を払っておきたいと思います。

そのままチューブを使った練習へ。本当は平地でしっかりとやりたかったのですが前述の通り外は雨。室内でも同じようにチューブは使えます。スパイクを履けるともっと良いのですができないことをいったも仕方ありません。チューブを使って加速段階の身体の傾きや体重の掛け方を意識させました。走りながら意識するのはなかなか難しいのでゆっくりと姿勢を作るという作業です。狭いスペースでもできる練習なのでしっかりと繰り返しました。

その後、スタートの姿勢で潰れないための練習も。これも同じくチューブを使いました。冬期はタイヤでやっていたのですが重さの調整が難しいのでチューブの方が効率良くできる気がしています。最初はバランスを取れない選手が多かったのですがやっていくうちに慣れてきました。片脚支持で全ての体重を支えないといけません。これも大腿四頭筋のトレーニングにもなります。身体を支えるためには絶対に必要です。ここも良くできていたと思います。

チューブ走を少しだけやってあとは走ることに。距離的に40mくらいしか取れません。直線で60mは取れるのですが止まるための距離も必要です。これまではマーク走をしていたのですが置くのに手間がかかるので普通に走らせました(笑)。最初の20mとつぎの20mで意識を変えるように指示。ほんとうはもっと長くなってしまうはずの部分ですがスタンディング、更にシューズでそれほど長く前傾を保つことは不可能です。そこで区間を分けて走りました。加速段階とつなぎの意識です。うちの選手はこのつなぎの部分が苦手です。ここがスムーズにできるようになると間違いなくタイムは大きく短縮できます。これもやりながら覚えてもらうしかありません。感じ的には良かったと思いますね。

以前は長い時間の練習や同じことを繰り返すという練習で集中が保てないという部分がありました。この辺りはほぼ改善されています。いつの間にかとう感じですね。やるだけの練習からある程度の目的を持った練習になりつつあります。大きなことですね。こういう練習が当たり前になってくるとこれまでとは大きく異なる結果がだせると思います。

前日にスピードに乗れなかった大きなエース、この日はかなり動いていました。本人もその感覚はわかったようです。別人のような走りでした。加速段階もある程度意識できていました。来週からは平地でしっかりと走っていけたらと思います。他の者もかなり動きが良かったですね。ちょっと成長している感じがあります。

12時前に終了。少し休憩をしてから午後へ(笑)。まだやるのか?!という話ですね(笑)。これはまた別に書きます。

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汗をかく

2013-07-06 | 陸上競技
金曜日、練習を進めていくためにしっかりと汗をかく練習としました。いきなり暑くなったのもあり追い込むと体調を大きく崩してしまう危険性があります。テストで睡眠時間が多少なりとも少なくなっているはずです。と、信じているのですが実際はどうなんでしょうか(~_~;)。ここは怖くて確認をしていませんが勉強はしているはずなので真反対の生活に突入するためにはやはり準備が必要です。

前の記事にも書きましたがサーキットをしようと考えていたのですが武道場が使えませんでした。何セットかに分けて汗をかいておこうと思ったのですがそこができなかったので屋外で補強を連続でやったいきました。風が通る所でやったのですが、これだけでもかなり汗をかいていました。湿度が高くなっただけではなく涼しかった数日間の反動があります。この状態では無理に激しい練習をすると本当に熱中症になってしまう危険性があります。

40分くらい涼しい場所でのトレーニングを。かなり汗をかいていたのでとにかく水分を取らせながら進めていきました。選手は汗をかくとベタつくのでかなり嫌がりますが、暑さに適応するために必要な事ですからしっかりと汗をかく必要があります。

先日の研修の中で熱中症対策の一つとして暑さに慣れるというのが必要だと言われていました。人間の身体は適応能力が高いので暑い中での運動を続けているとその環境に適応する。一度適応するとしばらく暑さの中で身体を動かしていなくてもまたすぐに適応できるとの事でした。適応する前にガンガン練習してしまうと体温調整ができないままなのでかなりの確率で体調を崩してしまう。適応するには時間が必要なのです。その事も踏まえて練習量を増やす前に我慢して適応する期間を設けないといけないと思います。

この辺りから少し日陰が出てきました。暑いのは暑いですが風もあり何とか練習ができる状態となりました。そのためここから通常練習です。かなり長い時間アップに時間を使った事になります。ハードルを使ってのアップを行ってからチューブへ。加速段階の動きの確認をやってからそのままタイヤ引き。

この段階で大きなエースの動きがちょっと微妙。身体が起きるのが早い感じがありました。動き自体がすごく悪いというのではなく何となく重そうという感じがありました。逆に小さいエースは他の選手の手本となるような加速段階の動きをします。全体に見せてイメージさせました。うちの選手の課題は加速段階そのものよりもそこから中間につないでいく部分にあると考えています。起きるのを我慢しておかなければいけないのが我慢できずに起きてしまいます。この二人だけではなく全体の課題です。

そこを意識させながら練習をしました。本数は少し抑えめにしながらですが。涼しくなったかなとはいえ、ここ数日間は雨で気温もそれほど高くなかったですからやはりダメージがあるでしょう。走らせたい気持ちはかなりあったのですが抑えました。いやー我ながら成長したのではないかと思います(笑)。

バトン走をやって終わりにする事に。この段階でも大きなエースがスピードに乗り切れません。動きはまずまず何ですが進まない感じがあります。身体が重いのかなという雰囲気でした。ここ最近の練習でもかなりかなり走れていたので全く心配していなかったのですが、本人はちょっと気にかけていたようです。いつも一気に追いつくはずの選手に追いつく事ができなかったのですから当然といえば当然ですね。その辺りは少し話をしておきました。3走の選手も前に比べてかなり動くようになってきているので簡単には追いつけなくなるとは思います。また、前日にトレーニングをしっかりとやっていますからこの辺りのことはある程度想定できる範囲です。慌てずにやってもらいたいですね。毎日動かないというわけではなくこの日だけですからあまり心配にならずいてもらいたいと思います。精神的な不安の方が競技に影響してしまいますからね。

小さいエースは良く動いていました。一緒に走る高跳び選手もかなり走れるようになっているのですが、今の段階ではちょっとついていくだけで精一杯という感じです。この中でバトンを渡すというのは簡単ではありません。この子ことを考えるともう少し余裕がある所でバトンをやっておくほうが良いと思います。とはいえこの子に全てがかかっているといっても過言ではない部分がありますから様々な練習をやっていかなければいけません。
この部分を小さいエースがフォローしながらやっていました。こういう時にはこうすれば良いというアドバイスをしている姿をかなりの頻度で見かけるようになりました。気を配るという姿勢が出てきましたから今後は非常に面白いと思いますね。前キャプテンが見たら驚くでしょうね。かなり成長してますから。

この日はここで終わりとしました。最後に話をして終わり。もう一度県新人に向けての取り組みの話をしました。勝つことができる選手は一人だけです。他の選手は負けてしまうのです。勝負をするというのは勝つというのとは違います。持っている力をしっかりと出し切るための心構えです。大会に行って力が出し切れないで終わる、参加するだけで終わるというのが勝負ができないという事だと考えています。インターハイも県新人も勝負をするための準備をしていきたいと思います。足りない部分は各自で補ってもらいたいと伝えました。みんなでやる練習とは違う部分で自分にできる事があるからです。

いよいよ秋に向けての準備が始まります。その前に大きなイベントであるインターハイがあります。ここでしっかりと力を出せるようにしてもらいたいと思います。全国で戦える選手がチーム内にいるというのは大きな自信になります。戦えるようにしていきたいと思います。
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強化期に突入

2013-07-06 | 陸上競技
金曜日、この日で期末考査は終了。5日間連続でありましたがそれなりに過ごせたのではないかと思います。天候不順が続きやりたいことのすべてができたかどうかは微妙なところはありますが、勉強時間の確保と練習時間の兼ね合いがある程度できたのではないかと考えています。普段から家に帰って毎日勉強すればいいという話もありますがなかなかその辺りは難しい部分があります。せめてこの考査期間中だけはしっかりとやらせておきたいと考えていました。

練習開始は午後からとしました。これはちょっと思うところもあって時間を空けてからの開始です。練習に使う自転車チューブが不足しているので選手のもらってくるように指示。残りの者はとトレーニングを行うスペースの草抜き。このスペースそれほど広くはないですが気が付くと草がめちゃくちゃ生えてきます。基本的にうちしか使わないので自分たちの手で場所を確保するという意識を持たせるためにも草抜きを行わせました。「練習さえすればいい」というのではなくこういう部分の意識も持たせたいと思います。

この日は武道場で話をしてから練習を開始しようと思っていましたが、応援団が武道場内で練習をする様子だったので不可能に。これは仕方ないですね。急遽トレーニングルーム内で簡単に話をすることにしました。考査も終わりこれから夏休みがあります。この時期に何を意識して練習を進めていくかという部分の話です。これから3か月の話をしました。とはいっても本当はそれほどの時間はないのですが。県新人が9月20日から始まります。約3か月。夏休みが終わるまでの2か月強を「強化期」と位置付けても一度強い練習をしていこうと考えています。この時期の練習がどれだけできるかで秋のシーズンの結果が大きく変わってきます。勝負をするためにはこの時期を逃すことはできません。

インターハイに出場する選手もいるので考査終了後から数週間の練習というのは非常に大事になります。インターハイに行く選手はどうしても1週間以上は調整練習が入ります。この部分が秋にどのように影響するか。他県の強豪校はインターハイが終わった翌日からすぐに強化合宿を開いて不足分を補うための練習をします。インターハイが終わったからといって終わりではないのです。この部分も考えながらやっていかなければいけないのです。他の者はその期間もしっかりと練習を行わせます。疲労とのバランスを見ながら取り組んでいかないといけません。

あとは暑さに慣れていくという話もしました。うちの選手、汗をかくのを嫌います(笑)。汗かきみたいなので。しかし、汗をかいて体温調節ができるようにならないと熱中症になりやすくなります。これで体調を崩しても仕方ないのでこれから数日間は「暑さに慣れる」というのを意識的に行いたいと考えています。水分補給をするのは当然のことですが汗をかいて自分自身で体温調節をする「適応力」を培っておく必要があります。涼しいところで練習をすればいいというのではなく「暑い中でも練習ができる」という身体づくりが必要になると考えています。

これは先日の公認スポーツ指導員の講習でもしきりに言われていました。忘れがちなところですが暑い中でいきなり練習量を増やすとそれだけで熱中症になる危険性が高くなります。徐々に慣れていくというのは大切です。この時期に適応が夏休み期間中の練習に大きく影響すると思います。ここ数日間涼しい日が続いたのでいつもよりも意識しないと適応できなくなります。この部分まで考えてやっていけたらと思います。

長くなったので練習は別に。
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