しつこく続きを。特にかかわってきた部分にのみ特化して書いています。
最終日には女子の100mHが。これは全国で勝負できるのではないかという感じを持っていました。先日の県選手権で大幅ベストの14秒45を出していました。きちんと行けば14秒1台、条件が良ければ13秒台に入るのではないかという感じまでありました。前任校の選手も県選手権で15秒3まで来ていました。昨年度のベストが16秒7くらいだったのでこれもかなりの伸びです。上位選手であっても普通の選手であっても「きちんとした基礎技術」を身につけていければ「大きく伸びる」のだと思います。正直、前任校のハードル選手はスバ抜けた力があるわけではありません。本当に普通の選手です。それでも伸びてくるというのは「やっていたことの証明」にもなります。
現任校の選手、予選から14秒41のベストで通過。これも予定通り。前日の幅跳びで足を痛めていたのでこの部分がどうなのかなという部分もありました。全く問題なし。2組目に現任校の高跳び選手が出場。まだほとんど練習が積めていない。それでも数日間の練習を見ていたら「それなりに行くだろうな」という感じがありました。結果は15秒9。今大会で目標にしていた「15秒台」を出しました。すごい。前任校の選手も無難に通過。これだけ関わっている選手が活躍してくれるとやりがいはあります。
準決勝でも14秒19を出す。他の選手も良い記録で走っていました。そして決勝。他校の選手と競り合いながらのレース。スタートで少し先に行かれてしまって硬くなる。ハードリング自体は勝っていると思っていますがタイミングのずれと力みが出てしまう。少しずつ負けていて結局レースでは2位となってしまいました。トップは13秒93。昨年度高校ランキング6位相当の記録だった。うちの選手は14秒10。決して悪くない。昨年度高校ランキング10位相当。全国レベルのレースが県内で行われました。タイムはもっと出せるという感じがあります。足の痛みなどもある。悔しいですが。
ハイスピードのレースの中で前任校の選手は3位。15秒04でした。これはかなり評価できる記録だと思っています。昨年度のベスト記録が16秒7。圧倒的に記録が伸びています。練習は偉大。今でも少し指導させてもらっています。その時その時に「課題」となる部分の修正。これができてきたというのは本当に素晴らしいことだと思います。同時に高跳び選手もハードルに出場しましたが県総体前までのベストが16秒3。今回は15秒3を出して5位。ここ数年のショートハードルのレベルから考えるとかなり高いと思います。多少なりと貢献できているのかなと。
とはいえ、やはり「悔しい」という気持ちが大きくあります。私以上に選手のほうがあるでしょう。半年前と比べると「体幹強化」はかなりです。この2か月である程度の筋力アップあができています。しかし、まだ「スピード」に対応できていません。身体がまっすぐ保てない。ハードルでは抜き足が円運動をします。直線的に運ぶという意識であっても実際は「円運動」です。それに負けないように上半身も円運動をします。通常以上に体幹の強化ができなければいけない。
スタート局面と体幹強化。さらには抜き足の締め。この部分を徹底的に改善できたらいいのかなと思っています。とにかく時間は限られています。現時点で中国地区のショートハードルはかなりレベルが高い。14秒20を切らなければ6番以内に入れないのではないかなという感じがあります。中国大会を勝ち抜いたら間違いなくインターハイの準決勝まで進むのではないかなという感じがあります。ハイレベルの中で「勝たせてあげたい」と思います。限られた時間です。その中で何かをやろうと思えば「特化」していく必要があります。すべてを修正するとういうのではなく「選択と集中」です。やれることを絞ってそこを徹底的にやる。ここが重要なのかなと思いますね。
前任校の選手にも14秒台に入らせてあげたい。この選手が14秒台で走ったらこれはほんとうにすごいことだと思います。個人で中国大会に出場するレベルでもなかった。それが継続した練習と正確なハードル技術を身に付けていく中で飛躍的に記録が伸びる。筋力的にもかなりの向上があります。それはどのレベルの競技者であっても十分対応できる内容なのかなと感じています。ヨンパの指導が多かったですがこういう部分ではショートハードルにも十分対応できるなと思っています。
悔しいなと思う部分が強くあります。が、考えていても何も変わりません。やるしかない。色々なことを調整しながらしかりとやっていきたいと思います。13秒81を出してインターハイの決勝へ。そこが大きな目標になるのかなと思っています。まずは中国大会を勝ち抜く。そこを最大目標に。他県の選手、県内の選手と戦いながら競技力が上がってくれればと思います。リベンジ。